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棄権も覚悟!谷原流“女子のゴルフ”で単独首位へ

国内男子ツアー「ANAオープン」の初日に6アンダーを出して4位タイにつけた谷原秀人が、2日目には5バーディ、1ボギーと4ストローク伸ばして通算10アンダー、単独首位に浮上した。

クラブハウスに戻るなり「明日はいるか分からないですよ」と驚きの発言。初日のラウンド後に首の痛みを訴えていた谷原は、ラウンド後に治療を受けた。「その時は少し楽になったけど、朝起きたら固まっていた。朝も針で治療してもらって少しは良くなったけど、ダメなら(クラブハウスに近い)4番で棄権しようと思っていた・・・」。

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「やっぱり全力で振っていないのがいいんだと思う。周り(の選手)はフェアウェイを突き抜けてラフに入ることが多いけど、自分はそこまで飛ばないからフェアウェイから打てているので」。この日は前日痛かった首よりも、肩甲骨周りが痛いというが、ドライバーからアイアンまで通常より10ヤード程度落ちた飛距離でゲームを組み立てている。

ドライバーのシャフトは55グラム。その他のウッド系は10グラム程度軽いものに挿し替えた。「力が入らないので、ウッド系は軽くしました。アイアンは元々軽めだから大丈夫だけど、だいたい1.5番手上げています。8番アイアンで150ヤードだから、“女子プロと同じです”ってキャディに言われました」。

痛みが治まらないだけに、単独首位に立っても表情は浮つかない。「この位置で明日棄権したら、周りの方々にも迷惑をかけてしまう。とにかく治療して、なんとか明日もラウンドしたい。まずは朝起きて、それから練習場でスイングができるかですね」。まずは残り2日間を完走することが最大の目標だ。(北海道北広島市/本橋英治)

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