キム・ヒョンソンが単独首位 19歳稲森らが1打差2位
2014年 アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント
期間:08/28〜08/31 場所:芥屋ゴルフ倶楽部(福岡)
待ってろ美香姉ちゃん! 富村真治が銅メダリストに刺激を受けて5位発進
昨年のチャレンジツアーで賞金ランキング4位に入り、今季のレギュラーツアー出場資格を掴んだ富村真治が、「アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント」の初日に4アンダーをマークして、首位と3打差の5位タイにつけた。
東北福祉大では松山英樹の1学年先輩にあたる。米ツアーで活躍する後輩に刺激を受けているかと思いきや「彼は友人というか仲の良い後輩なので、頑張っているな、と応援する感じですかね」と、あっさりとした言葉が返ってきた。
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「それよりも、美香ちゃんが向こうで頑張っているので、アメリカには行きたいです」と言う。沖縄県出身の富村は、実家が同じ那覇市内で近所でもある宮里とは小学生のころから交流を持つ。1歳上の宮里とは姉弟のような関係で、宮里家に泊まり込んでゴルフの練習を共にする日々を過ごしたという。高校も宮里の後を追うように興南高校に進学し、常に目標の存在となっている。
先日、そんな米国ツアーを夢見る23歳を後押しする機会が訪れた。「自分は負けず嫌いで、小さいことに悩んだりしていましたが、先週の土曜日に、末續慎吾さんと食事をする機会があって、世界を見てきた方の意見を聞かせていただいたんです」。ともにミズノ契約という間柄から実現した、トップアスリートとの会食。北京オリンピック男子4×100メートルリレーで銅メダルを獲得し、現在も日本陸上界で活躍するトップアスリートとから多くを学んだという。
「目先のことばかり考えていた自分に気づき、自分のやるべきことに集中しようと思えたんです。そうしたら、今日のスタートホールからすごく落ち着いてプレーすることができました」。その効果は1イーグル、4バーディ、2ボギー、今季初のトップ10圏内という形で早くも現れた。
世界を舞台に戦ってきた末續のアドバイスで、ゴルフに取り組む姿勢や考え方が変わったという富村。まずは国内で実績を積み、憧れの宮里が主戦場とする同じアメリカで戦う日を夢見て成長を続ける。(福岡県糸島市/本橋英治)