石川遼が2差3位に急浮上!首位の小田孔明は「全英」モード封印へ
2014年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント
期間:07/03〜07/06 場所:ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)
今度こそ…山下和宏に初優勝のチャンス到来
国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の3日目。首位タイから出た山下和宏が1バーディ、ノーボギーの「70」(パー71)にまとめ、首位に1打差の通算7アンダー2位で最終日へ。順位は1つ下げたものの、明日の最終日にツアー初優勝のチャンスを繋いだ。
2位で飛び出した初日に「絶好調です」と豪語したショットは、「その後は下降線をたどっているけど、今までの平均以上」と好感触をキープ。唯一のピンチは11番。ティショットを左の林に曲げて4メートルのパーパットを残したが、これを決めてボギーを回避し、「あとは危なげなく、不安なくできた」。風と、難度が高いピンポジションを次々とくぐり抜け、2オンに成功した3番(パー5)で奪った唯一のバーディによるアンダーパーを守りきった。
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この日は、普段から辛口な冗談を言い合う仲の谷口徹と同組でラウンド。「今日は“口撃”はなかったし、どんどん小さく、影が薄くなっていましたね。扱いにも慣れてきました」と、4オーバーを叩いて23位に沈んだ谷口にも完勝。それよりも今は、明日の最終組をともにするメンバーが山下の心を躍らせる。「明日は遼くん(石川遼)と孔明(小田孔明)と一緒になるんでしょうけど、楽しみですね」と、40歳の挑戦者に過剰な気負いはない。
「明日はやるしかないでしょう。今日よりも良いゴルフができる自信はあります」。6年連続でシード権を保持、昨季はキャリアハイの賞金ランク16位を記録。ツアー初優勝を期待されて久しいナイスガイは、ついに待望の瞬間を迎えるか。(北海道千歳市/塚田達也)