撮りたて!石川遼の最新クラブセッティング
2014年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント
期間:07/03〜07/06 場所:ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)
石川遼は米ツアー“一時休戦” 次戦は8月「全米プロ」
2014/07/02 16:27
国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」は3日(木)、北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで開幕する。米ツアーを主戦場とする石川遼は、5月「中日クラウンズ」以来の日本ツアー出場となるが、この夏場は1か月以上、米国を離れ、国内で打ち込みを中心とした練習に取り組む考えを示した。
2週前の米ツアー「トラベラーズ選手権」出場後、一時帰国した石川は前週木曜日に北海道入り。現在、後輩の若手プロたちと強化合宿を行っている。今大会の会場に入ったのは、開幕前日の2日(水)。過去5度の出場で、優勝こそないが3位以内が3回と相性に優れたコース。また「北海道はどこも洋芝。(米国帰りだと)プレーしていて、順目、逆目も違和感なく打てる」と対応にも自信を見せた。
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米ツアーのスケジュールは、2週後にメジャー第3戦の「全英オープン」を控え、シーズン後半戦の盛り上がり真っ最中。だが石川は“一時休戦”を選んだ。「今の自分に必要なことは何か。今年は、パターは非常に良い状態が続いているけれど、ショットが悪く、その場しのぎのプレーが続いていた。試合が続く中では、いつも(初日の)木曜日に合わせた調整ばかり。手先でやっているゴルフが続いて、ショットの精度が無い」
フェデックスカップポイントは現在59位。既に来季のシード権を確実にしていることから、今年初旬から悩んできたショットを集中治療したい思惑がある。「アメリカでは(松山)英樹も含めて、ショットが悪いのに優勝した人はいない。いても、タイガーくらい」。視線は既に今年10月の新シーズンに向いている。
次戦は、既に出場権を確保した8月7日(木)開幕のメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」を予定している。「アメリカから離れて、黙々と、陰で」。鍛錬の時間は、長い将来を見越してものだ。(北海道千歳市/桂川洋一)