2013年 Hitachi 3Tours Championship
期間:12/15〜12/15 場所:平川カントリークラブ(千葉)
ホールインワンでMVP!小平智が描く大きな夢
千葉県の平川カントリークラブで行われた国内ツアーの対抗戦「日立3ツアーズ選手権」。小平智がホールインワンを達成して、JGTOチームの3年ぶりの勝利に貢献した。
シニアの奥田靖己、女子の吉田弓美子とのシングルスマッチで争われた午後の2ndステージ。1アンダーとしていた小平は、JGTOチームには205ヤードで設定された17番(パー3)で5番アイアンを握った。左からの風を感じながら放ったティショットは、ピン手前3メートルに着弾して、そのままカップに吸い込まれた。
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「完璧でした」という手応えを感じながら決めたエースは、自身4度目ながら、プロ転向後では初めてのこと。そして同大会においても9度目の開催にして最初の達成者となった。
「勝つことに必死でした。吉田さんが良いゴルフをしていたので、良くても引き分けだと思っていたら勝っちゃって…」。JGTOチームに勢いをもたらし、最優秀選手(MVP)にも選出された。片山晋呉をはじめとしたチームメイトに“オゴリ”を強要されたが「今度は試合でホールインワンを出したい」と喜んだ。
今季は6月の「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」でプロ初勝利。賞金ランキングは12位でフィニッシュした。しかし十分な満足に至るにはまだ早い。ラウンドをともにした奥田靖己からはやはり「もっとアプローチとパターを練習すれば、もっと活躍できる」と、自認していたウィークポイントを指摘された。
同級生には藤本佳則、薗田峻輔のほか、今季賞金女王となった森田理香子をはじめ、宮里美香ら女子にも有望選手が多い。「みんなから刺激を受ける。(メジャー優勝で獲得した)5年シードもあるので、向こう(米国)のQTにも出てみたいとも思う」。キャリア最高のシーズン。大きな夢を描いて締めくくった。(千葉県千葉市/桂川洋一)