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鈴木亨 47歳の武器は「意外性」

ツアー通算8勝の鈴木亨が、当時現役最長となる18年間維持してきた賞金シードを喪失したのは2011年。そして翌12年はキャリアで1度だけ行使できる生涯獲得賞金ランキング25位以内の権利で、レギュラーツアーに参戦したものの結局シード復帰とはいかなかった。

しかし47歳で迎えた今シーズン、鈴木はプライドをかなぐり捨て、なりふり構わず下部ツアーであるチャレンジトーナメントに参戦。親子ほどに年の離れた若手選手との戦いに身を投じた。そして前週、チャレンジはレギュラーツアーよりも一足早く全日程を終了。鈴木は賞金ランク7位に食い込み、来季前半戦のツアー出場権を獲得してみせた。

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今週の「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」には2009年大会のチャンピオンとして出場。「(来年はレギュラーツアーに)帰って来られて本当にうれしい」と大きな安堵感を持ってコース入りした。「でも今日、プレーしてみたら『なんじゃこりゃ』というくらい難しいセッティングで。やりがいはあるけれど、大変だな…」と不安も口にするが、トーナメントへの熱意は高まるばかりだ。

「来年48だからね。朝起きたら体のどこかが痛いのは付き物」。加齢にはやはり勝てない。けれど「全然動かないわけじゃない。ドライバーの飛距離も20ヤード置いて行かれる時もあるけれど、それも滅茶苦茶じゃない」と歯を食いしばる。そして何より、「自分は見た目より、“意外性”があるゴルフをすると思っているんだ」と笑う。

確かに、来季への足掛かりとなった9月の「ドラゴンカップ」は誰もが驚いた。2日間競技の最終日に、鈴木は11バーディ、ノーボギーの「61」を叩き出し、下部ツアーでの18ホール最少ストローク記録を樹立。46位タイからの大逆転優勝を飾った。「鈴木亨の中に眠っていたものが目覚めたんだと思う。同じ47歳とは違う人生の歩み方をしたいと思うし、それができるんじゃないかと思えた」。我慢と我慢の隙間にある、わずかな成功体験がいつもベテランのハートを若返らせてくれる。

来季の前半戦はひとまず安泰。とはいえ今年は、今大会で(次戦の出場資格が得られる)5位以内に入らなくては自身のシーズン最終戦となってしまう。「11月の初めにシーズンが終わってしまうのは寂しいね。そんなことは今まで無かったからなあ」。同大会は2009年に最後に挙げたツアー優勝の舞台。“意外性”への期待を胸にしまいこんで、47歳は明日もティオフする。(兵庫県加東市/桂川洋一)

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