国内男子ツアー フォトギャラリー
2013年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/24〜10/27 場所:袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)
V3失敗の谷口 勝負を悟った意外な一打
国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」で史上初の大会3連覇に王手をかけた谷口徹は、最終日に2ストローク落として通算5アンダーの7位タイ。首位で並んでスタートした丸山大輔に5打差をつけられて惨敗した。
先にリードを奪ったのは谷口だった。4番でバーディを奪い、通算8アンダーで頭一つ抜け出した。しかし、その後はスコアを伸ばせず丸山が9番で追いつかれた。明暗を分けたのは10番。ボギーをたたいた谷口に対し、丸山はバーディを奪い一気に2打差がついた。
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ショットに精彩を欠いた谷口は15番でもボギー。さらに遅れを取り戻したい16番パー5でダブルボギーをたたき、完全に優勝争いから脱落してしまった。それまでは勝負師の顔を保っていたが、最終18番のティグラウンドに上がった時には、笑顔で丸山に話しかけ、自分にかけた3連覇への期待をすっかり肩から下ろしていた。
最終18番グリーン上では、同組の朴銀信のバーディパットを待つ間に、再び丸山に近づいた。「こんなに楽な優勝もあるんやなー」。混戦を抜け出し2位に2打差でウィニングパットを迎える丸山にイヤミのひと言。谷口流の祝福だった。
ホールアウト後、10番のボギーかと思われた“敗着”について、谷口は「3番のセカンドかな」と振り返った。
「シャンクしてしまって。あれでフィーリングが悪くなった。16番は気合で右から(ドロー)と思っていたらすっぽ抜けた。自分としては朝の練習場からいい感じだったので残念ですけど。シャンクは嫌ですね。一撃で今日のゲームは終わってしまった…」。
意外と早く負けを悟っていた感覚派のベテランは、そう語ると、静かに会場をあとにした。(千葉県千葉市/本橋英治)
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