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4位発進の宮本勝昌が思い出した「チーム芹澤の基本」

国内男子ツアーの今季メジャー第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」が17日(木)、茨城県の茨城ゴルフ倶楽部 東コースで開幕。宮本勝昌が「68」(パー71)をマークして3アンダーの4位タイで滑り出した。

スタートから2ホール目、11番で4メートルを沈めてバーディを先行させた宮本は、安定したティショットで終始アンダーパーをキープした。「今まで出た日本オープンの中でセッティング、レイアウトが一番素晴らしいと思える。フェアウェイが普段よりは広めで、ラフに入れればもちろん難しい。ナイスショットとミスショットにしっかりと差が出る」というゴルファー冥利に尽きるコンディションを絶賛。その後、バーディをさらに2つ重ね、ノーボギーのままフィニッシュした。

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今季はトップ10入りしたのが9位タイで終えた「中日クラウンズ」の1試合だけ。現在の賞金ランクは50位と振るわない。ラウンド中はパターを手にしたグリーン脇でも、ショットの素振りをするシーンがしばしば。「今年だけじゃない、もう3年くらい同じ」と悩みは尽きない。

それでも前週「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」で予選落ちを喫して地元静岡に帰ると、同週の「日本プロゴルフシニア選手権大会」で決勝進出を逃した師匠の芹澤信雄と練習に精を出した。

約1時間の直接指導で、体の動きをみっちりチェック。下半身の重たい疲労を、久々に感じたという。「やっぱり藤田(寛之)さんを見習わないとダメだな。忘れてました、“チーム芹澤の基本”を」。しみついていたはずのスイングの根幹は、足腰の力強い動き。初心に帰る思いだった。

狙うは2010年シーズン以来となる通算9勝目。「いつもの日本オープンよりはスコアが出るはず。少しずつでもアンダーパーを積み重ねていけたら」と宮本。「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」、「日本シリーズJTカップ」ではそれぞれ2勝をマーク。激闘の先には、自身3大会目の日本タイトルが待っている。(茨城県つくばみらい市/桂川洋一)

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2013年 日本オープンゴルフ選手権競技



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