JGTOトーナメントコース徹底ガイド with 池田勇太
2013年 VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント
期間:08/29〜09/01 場所:芥屋ゴルフ倶楽部(福岡)
故郷での戦いを前に 藤田寛之は心身ともにリフレッシュ
国内男子ツアーは夏場6週間のオープンウィークを経て、前週の「関西オープンゴルフ選手権競技」で再開した。今週29日(木)に開幕するのは「VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」。藤田寛之は、故郷の福岡県でツアーに復帰する。
3週前の「全米プロゴルフ選手権」で、今季の海外メジャー4試合を戦い終えた藤田。その後はシニアツアーのテレビ解説に初挑戦した傍ら、山中湖畔でトレーニング合宿を行い、シーズン後半戦への体作りを進めてきた。「今年は前半戦に、(故障の影響で)そういう準備ができず、ペースがつかめなかった。リセットする意味でやっていた。ここでひとつ刺激を入れられたのは良かった」と充実感を口にした。
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開幕2日前の27日(火)には、福岡市内で行われた高校のOB会に参加。当時の担任の先生も含め、25年ぶりに旧交を温めた。昨シーズン、賞金王へと上り詰めたことで、当然ながら周囲からは憧れの眼差しと、激励の言葉ばかりが飛んだ。「うれし、恥ずかしい感じ」と照れながらも「大概、笑っていましたねえ。『全然変わらない』って言われたけれど、卒業アルバムを見ると、やっぱり違うんだけどなあ…」と、やはり日常とは違う時間を過ごし、英気を養った。
今週を含め、シーズンの残りは14試合。「自分の中では “第2ステージ”。前半は体に負担がかかっていた。ここから落ち着いてできる。自分のゴルフをしたいし、まずは優勝争いをしていきたい」と後半戦を見定める。
そこには現在、圧倒的な力を示している松山英樹に続く存在がツアーにいないことへの憂いもあって、自らも危機感を募らせる。
「世界でああやって活躍できる人間に、誰も追いついていけないのが問題。自分も含めて情けない。特に若手にね、早く目的意識をしっかり持ってほしい。『あいつは特別だな』っていう見方が多いでしょう?それでは悲しい。『自分も一緒に』と思えれば」
自身の賞金ランキングは15位。そのトップとは1億円以上の差がある。「自分も出遅れているので、まずはアクセルを踏めるようにしないと。タイプ的にね、スポーツカーでもないから。コツコツとやっていきたい」と足元を見ながら、巻き返しを狙っていく。(福岡県糸島市/桂川洋一)
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