2位と最下位 松山英樹、石川遼の初対決は明暗くっきり(初日)
2013年 日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills
期間:06/20〜06/23 場所:宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城)
松山英樹はスコアを伸ばせず14位タイ「集中できなかった」
茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースで開催中の国内男子ツアー「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」2日目。5アンダーの2位タイから出た松山英樹は2バーディ、2ボギーの「72」、スコアを伸ばせないまま14位タイに後退した。
同組の石川遼に大きく差をつけた初日。しかしこの第2ラウンドは、序盤からスコアを伸ばしていく石川に対し、松山は伸び悩んだ。序盤からパーを重ね、6番(パー5)で最初のバーディ、8番ではピン右奥から5メートルを沈めて2つ目とするが、後半にかけて徐々にリズムを崩した。
<< 下に続く >>
「一番は集中力がなかったのが原因だと思う。疲れもないし、時差ボケもない。でも集中ができなかった。それが最後に出てしまった」。9番を3パットボギーとすると、10番、12番など入れ頃のパットを決められずバーディチャンスを活かせない。すると後半14番以降、アイアンショットのフィニッシュでクラブから両手を離してしまうシーンが続いた。15番(パー5)では右ラフ、左ラフ、バンカーと渡り歩いてボギー。前日からは一転、この日はうつむきながら霧雨の中を歩いた。
「いいショットも、いいパットもなくて・・・」とラウンド後も大きくため息をついた。「全米オープン」からの強行軍も言い訳にしない。しかしこの日ばかりは「80」を叩いた翌日に「65」をマークした石川を「ああいうショットをすれば、向こう(米ツアー)でも通用すると思った。ショットの精度が全然違った。一日でああやってくる(修正する)のがすごい」と讃えた。
それでも、この日はスコアを伸ばせないながらも、まずまずの位置での決勝ラウンド進出には変わりはない。「上位とはそんなに離れていない。追いつけるスコアだと思う」。不満のラウンドからの再浮上。そのチャンスはまだ36ホールも残されている。(茨城県笠間市/桂川洋一)
【松山英樹、石川遼の2日目スタッツ】
松山:平均パット1.9333/パーオン率83.33%/FWキープ率42.86%
石川:平均パット1.5625/パーオン率88.89%/FWキープ率42.86%
【松山英樹、石川遼の同組ラウンド結果】
2010年 日本オープン1R : 松山「68」、石川「68」
2010年 日本オープン2R : 松山「67」、石川「70」
2011年 カシオワールドオープン1R : 松山「81」、石川「70」
2011年 カシオワールドオープン2R : 松山「73」、石川「75」
2011年 日本シリーズJTカップ2R : 松山「71」、石川「67」
2013年 日本ゴルフツアー選手権1R : 松山「67」、石川「80」
2013年 日本ゴルフツアー選手権2R : 松山「72」、石川「65」