松山英樹のプロフィール&戦績
“最強アマ”松山英樹がプロ宣言 国内開幕戦でプロデビュー
「私、松山英樹は本日プロに転向することを表明いたします」。
東北福祉大学4年生の松山英樹(21)が2日(火)に同大学構内で記者会見を開き、プロ転向を宣言。2011年の「マスターズ」でローアマチュアに輝くなど“最強アマチュア”として名を馳せてきた逸材が、いよいよプロゴルファーとしてのスタートを切る。
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松山は11年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、倉本昌弘、石川遼に次ぐ史上3人目のアマチュアツアー制覇を達成。13年シーズン末まで2年間のツアー出場権を得たが、行使するにはプロ資格が必要となっていた。今季の国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」(4月18日~/東建多度CC)でプロデビュー戦を迎える。
松山は前日1日、東京都内にある日本プロゴルフ協会(PGA)を訪問。プロテストを経ず、この日のプロ宣言と同時にPGA特別制度による会員の資格を得たことも報告した。5月開催の国内メジャー「日本プロゴルフ選手権」への出場も可能となっており、まずは東建を皮切りに、「つるやオープン」、「中日クラウンズ」と3週連続の参戦となる。
「これまで通り1打1打に集中して、自分がどの位置にいるのか確かめていきたい」と国内ツアーへの出場を続け、最初の大きな目標として見据えるのは、一ヶ月前に予選会を突破して出場資格を得た「全英オープン」(7月18日~スコットランド・ミュアフィールド)だ。「全英で予選通過、上位にいくために何を行えばいいか考えながら、それまでの試合を戦っていきたい」と早くもメジャーの舞台を見据えた。
また、松山は大学卒業を目指しており、今年は現役大学生としプロゴルファーとの両立を目指す。今後アマチュア競技には出場できないが、同大学ゴルフ部キャプテンとして部を牽引していく構え。(宮城県仙台市/塚田達也)