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1打差惜敗の松村道央「最後は入ったと・・・」

静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開催された国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」最終日。2年ぶりのツアー勝利を飾った石川遼を最後まで追い詰めたのは松村道央だった。通算10アンダーの2位タイから出ると、一時は4打差をつけられたが、終盤にチャージ。大雨の中での17番(パー3)でティショットをピンそば2メートルにつけ、バーディを奪うと、1打差に迫って最終ホールを迎えた。

すると18番(パー5)、フェアウェイからの第2打をグリーン左に2オンさせた。イーグルとなればプレーオフ突入、逆転への希望が湧く場面。しかし13メートルの願いをこめたパットは、ジャストタッチながらわずかに右に切れた。「最後は入ったと思ったんだけど・・・」。年間2勝を挙げた2010年シーズン以来の勝利はならず、天を仰いだ。

それでも「4打差まで付いていたのを、ここまで戻してくれたことには満足しています。試合も面白くなったし、遼にプレッシャーを与えることもできた」と悔しさの中にも、不振にあえいできた今季終盤戦に優勝争いに加わったことへの満足感はある。試合前まで74位だった賞金ランキングは、41位にジャンプアップ。「残念でしたけど、良い流れで今週ずっと戦えたことには満足しています。この流れを来週、再来週につなげたい」と顔を上げた。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2012年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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