山下和宏、大会初の予選通過へ3位タイ発進
2012年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/18〜10/21 場所:袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)
川村昌弘は首位と3打差3位タイスタート
国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」初挑戦の川村昌弘が、初日に4アンダーをマークして首位と3打差の3位タイにつけた。
スタートの10番は「雨で滑ってしまいました」とインパクトでボールをこすってしまい、右サイドの林方向に打ち出すミスショット。ボギースタートとなったが、12番パー3で10mのバーディパットを決めると、13番はカラーからの7mをパターでねじ込み連続バーディ。すると16番パー5、18番パー5と3打目のアプローチで1m程度に寄せて確実にバーディを奪いスコアを伸ばした。
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ところが、後半は2オンに成功するものの、バーディパットが決まらずパーを積み重ねる。3m、4mと惜しいパットが続いたがカップをすり抜けるシーンが多く、我慢のゴルフを続けた川村は、最終9番パー5で2.5mのバーディパットを沈めて4アンダーでホールアウトした。
「最後はやっと入ってくれたって感じです。今日はボギーが少なかったので、良いラウンドでした。長いパーパットは10番だけだし、ほかは1m程度のパーパットで済んでいますので」と、スタートホールのトラブルをボギーで抑え、その後は難なくラウンドしてきたという。
前週の「日本オープンゴルフ選手権競技」では、1ストローク足りずに予選落ちに終わった。「結果的に予選落ちでしたけど、一生懸命にやった結果なので。風が強い中、投げやりにならずに、一生懸命したのは良かったと思います」と自己評価を下す。2週連続で予選落ちになってしまったことにも「かみ合わなかっただけです。まだまだ1年目ですから」と冷静に自分を見つめる。
そして今大会の会場となる袖ヶ浦CCに対しては「グリーンが読みにくくて入りづらいですけど、ラフからグリーンを狙えるのは大きいですね。そういう意味では楽かもしれないです」と、多少ティショットが左右に曲がっても川村のアイアンショットの技術ならば、グリーン面をとらえることは難しいことではない。2日目以降もパッティングさえ決まれば上位で戦い続けることになりそうだ。(千葉県千葉市/本橋英治)