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遼も涙、島田幸作氏のお別れ会に550人

昨年11月3日に64歳でこの世を去ったJGTO前会長の島田幸作氏のお別れ会が、27日の大阪会場に続き、この日、雨の東京でしめやかに行われた。

会の冒頭、ゴルファーを代表してお別れの言葉を述べた青木功は、「2歳年上ではありますが、今日はあえて幸ちゃんと呼ばせていただきます」と宣言し、ライバル、そして友人であった島田氏との思い出を振り返った。途中、JGTO会長としての苦労を偲び、「可哀想だった」と声を詰まらせる場面も。「幸ちゃんの努力がJGTOの10年を支えたことは、誰が見ても間違いない。本当にお疲れさん。そして、ありがとう。何も心配せずにゆっくり休んでくれや」と締め括った。

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尾崎将司中嶋常幸ら同時代を戦ったプロゴルファーをはじめ、ゴルフ界、経済界などから、約550人の参列者が献花に訪れ、故人を偲んだ。

ジャンボ尾崎
「一番思い出すのは、俺がまだプロ野球選手の時、グランドモナークかなんかの試合を見に行って、その時ものすごい下半身でボールを打って、キャリーボールで飛ばしていたのが彼だった。この印象がずっとある。珍しいくらい向こう気が強くて、真直ぐな選手。でも、近すぎてダメだよな。大先輩ならあれだけど…。最近は、『どないなってんねん』って、俺のことを心配して、『早く勝ってうまい飯食おうや』って。その約束を果たせなかったのが残念だった。そのうち、報告してやろうかなと」。

中嶋常幸
「島田さんとの思い出は数え切れない。ただ、選手時代よりJGTOのリーダーになってからの方が印象に残っている。あんなに頑固で一本気な人が、ツアーの為に頭を下げて交渉していく苦労を感じた。40代でスランプになった時、『がんばりや、まだ若いよ』って、毎回励ましてくれた。ありがとうございました、だね」。

石川遼
「僕がマイナビで優勝して、次の日に亡くなられたということを知ったのは、一週間位あとのことで、体の状態も詳しく知らなくて、いきなりの訃報でびっくりというか、半分信じられなかった。こういう形でお別れというのは、寂しい気持ちで一杯です。僕がマンシングで優勝して、フジサンケイで改めて挨拶をしたときに、『もっと好きなように、楽しくゴルフをやりなさい』って言ってくれて、その後も会うたびに『体、大丈夫ですか』と声を掛けてくれて、すごく優しい温かい方という印象でした。(献花の際)手を合わせた時間は短いけど、その間に色んな事を言えたと思う。これからも見守ってくださいと伝えたつもりです」。

島田氏との思い出を語った石川は、「マスターズ出場が決まって、島田さんも喜んでくれているでしょうね」という記者の問い掛けをきっかけに涙が溢れ出し、「本当に頑張ろうという気持ちになりますね」と、なんとか絞り出した後、10分以上その場で涙を流し続けた。

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