ホリプロとマネジメント契約を結んだ武藤俊憲

男子プロゴルファーでツアー通算2勝の武藤俊憲が、ホリプロとマネジメント契約を結んだ。武藤はこれまでツアー中のスケジュール管理などを自分自身で行ってきたが、今後海外ツアー進出なども視野に入れ、マネジメント会社を探していた。そんな中、トーナメント会場でホリプロ関係者と知り合い、今シーズンからのマネジメントをお願いすることになった。

ホリプロといえば芸能関係のマネジメント会社として有名だが、スポーツ選手のサポートも広く行っている。ゴルフ界では通算10名のプロと契約を交わしており、高橋竜彦や和田委世子などのサポートを行っている。今後はさらにプロゴルファーとの契約を増やし、ゴルフ事業部として運営していくことも考えている。

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「いろいろ考えましたが、実績のあるホリプロさんにお願いすることにしました」。東京都目黒区のホリプロ本社で記者会見を行った武藤は、ゴルフウェアに着替えて玄関前で記念撮影を行った。

このオフシーズンは走りこみ中心にトレーニングを行い、体力面ばかりでなくゴルフの調子も上向きだと話す。武藤の今シーズンの目標は「全米オープン」出場。2年前、全米オープンへの出場資格を掴みながらも、病気のため出場することができなかった。「凄く残念で悔しい思いをしたので、行きたいという気持ちが強いです」。と意欲的に話す。

さらに今後の海外進出に関しては「日本では少し頑張ればシード権を取ることはできるようになりました。自分の枠を広げるには知らないところに行くしかないと思うんです。昨年、三井住友VISA太平洋マスターズでトレバー・イメルマンと決勝2日間一緒にラウンドしたんですけど、彼よりも僕のほうが飛んでいましたし、海外でもなんとかなるかなと思うんです。だから、今後は自分の知らない世界に挑戦したいと思っています」。

武藤と親しい谷口徹などからも、行かなければ判らないと言われた武藤は、自分の目で見て、芝の感じや風の重さなども体験したいと話す。海外ツアーに挑戦するためにも、日本で賞金ランキング上位に入り、まずはメジャーや世界ゴルフ選手権などの推薦出場を目指し、その後はクオリファイへの挑戦を目指す。