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石川遼、パットが決まらずイライラ!

国内男子ツアー2009年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」初日。「マスターズ」から帰国し参戦する石川遼は、12時40分に10番ホールからスタートした。同伴競技者は昨年賞金ランキング2位の矢野東と、昨年のドライビングディスタンス1位の津曲泰弦

スタートホールのティショットを大きく左に曲げてトラブルを招いた津曲は、リカバリーでスコアをまとめる。矢野は4バーディ、4ボギー。そして、石川も2バーディ、2ボギーで18ホールを終え、3人そろってイーブンパーの29位タイで落ち着いた。

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この3人はドライバーの飛距離がほぼ同じで、3人がフェアウェイに運ぶと、平均して5ヤード程度津曲が先頭、次に石川、そして石川から5ヤード後ろに矢野という配置。昨年のドライビングディスタンスの順位がそのまま現れていた。

この日の石川はドライバーでのティショットは安定したが、多少の風の影響もあり、バーディチャンスにつけることは少なかった。そして、それ以上にパットが決まらなかったという印象が残った。バーディを奪ったのは12番、17番のともにパー5の2ホールだけ。ボギーをたたいた2ホールは、ともにアプローチのミスとそれを補うパットが決まらなかったからだ。

後半の5番ではグリーン奥からアプローチでピンを3mオーバーすると「あー!」と大きな声を発した。自分自身に気合い入れるためとも受け取れるが、明らかにイライラした気持ちが溜まって吐き出した態度。声を出したのは1回だけだが、この日のラウンド中は笑顔はほとんど出なかった。

「今日はパッティングが決まっていれば、もっと楽しくラウンドができたと思います。でもドライバーショットが良かったので、それを補うことはできました。パットが悪くて悪い流れを作ってしまうとスコアを崩してしまいますが、次のホールでのドライバーショットが良かったので、イーブンパーでラウンドすることができました」。

石川のドライバーの調子良さは、昨年1年間にドライバーショットを集中的に練習してきた成果だと話す。一方、この日決まらなかったパットに関しては、「実は今、打ち方を決めているんです・・・。インパクトの瞬間、下からアッパー目で行こうか、上からのダウンブローで行こうか。昨日、どっちにするか悩んでいましたが、決めました! その中間で行きます」。

石川が出した結論は、水平(レベル)でのストローク。もっとも基本といわれる打ち方だった。まだ確信を得たわけではないが、これから試合をこなしながら安定したストロークを身につけるつもりだ。

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2009年 東建ホームメイトカップ



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