<ベテランが起こした静かな感動・・・佐藤信人の復帰元年に注目だ>
ツアープレーヤーたちのこだわり<サイン>
ファンのみなさんが大好きなプロ何人かにサインしてもらって会場から持ち帰ってみたら、「一体、これ誰のだったっけ?」と思わず首をひねってしまった経験はありませんか? あまりの“達筆“ぶりに、ほとんど原型をとどめない選手が多い中で、佐藤信人のは、珍しくはっきりとそれと分かるサインをします。
デビュー当時、「誰が見ても分かるように」という部分にいちばんこだわって、あみ出しました」
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「おかげで、よく『佐藤選手のサインだってことが人目で分かるのがいい』とファンの人に言ってもらうことが多いですね」(佐藤)
もうひとつ、『読みやすい』ということ以外に佐藤がこだわっている部分があります。それはサインのいちばん最後の部分にあたる、『人』という文字。
「2本の棒の間が絶対に離れないように、いつも、細心の注意を払う」と佐藤はいいます。
というのも以前、何も意識せずにさらさらっと書いてファンの方に手渡したところ、「ありがとうざいます、シンパチさん!」。
書き上げたサインの『人』という字の2本の棒の間に、微妙な隙間が出来ていたために、ファンの方には「人」が「八」に見え、「のぶひと」を「しんぱち」と読まれてしまったわけです。
「だから今は、最後の一文字までしっかりと丁寧に書くように気をつけています」サインひとつとっても、選手それぞれにいろんな苦労や工夫があるようです。
※日本ゴルフツアー機構が発刊しているメールマガジン(プレーヤーズラウンジ)より転載しています。
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