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杉原輝雄が苦言「感謝の気持ちがまだまだ薄い」

昨年9月末の「パナソニックオープン」以来、7ヶ月ぶりに、杉原輝雄がレギュラーツアーに出場する。98年から前立腺ガンと闘い続け、昨年はリンパ節への転移も明らかになった。それでも、71歳の杉原はフェアウェイに立ち続ける。

「がんは、粒子線と放射線でやっつけてもらいました。リンパへの転移はそのままです。アガリスクとか、特殊な念力とか色々やっています」と、杉原は飄々と自身を語る。フルショットが出来る体ではないが、「出る以上は少しでも少ないスコアで回りたい。とにかく、出る以上は18ホールを完走したい」と、抱負を語った。

1957年からプロとして活躍する杉原は、ツアーの浮き沈みを知っている。誰よりも、ファンやスポンサーや関係者に対し、感謝の気持ちを忘れない。「(男子ツアーは)石川君のおかげで凄い盛り上がっている。やっているプロも居るけど、他のプロも感謝の気持ちがまだまだ薄い。賞金が減っても試合をやっていただいている。そういう事に対して必死の気持ちでやらなくてはだめ」と、自らの体を張って手本を示す。

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