石川遼、マスターズ出場決定に「ありがたく、うれしい」
2009年 中日クラウンズ
期間:04/30〜05/03 場所:名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知)
遼は大きく後退、初日から一転して「苦しいラウンド」
首位と2打差の単独4位、「中日クラウンズ」2日目を絶好の位置からスタートした石川遼。初日4アンダーの快心のラウンドを「今日は和合に勝てたと思います」と振り返っていたが、2日目は最後まで苦しいラウンドとなった。
1番で2メートル、2番で3.5メートルのバーディパットを外し連続パーとすると、3番パー4ではティショットを引っ掛けて左の林へ。フェアウェイに出す選択肢もあったが、「スイングできるし、前も開いていたので打ってしまった」と、グリーン方向に開いた約50センチのスペースを狙う。ボールは見事に出たものの、「つま先下がりのライだったので、ものすごくスライスしてしまった」と、ボールは右方向へ大きく逸れ、グリーンから40ヤード右のバンカーへ。3打目もグリーンに届かず、3メートルのボギーパットも外し、「5(ボギー)に抑えられず、自分に“何やってんだ”という気持ち」と痛恨のダブルボギーとする。
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グリーン上でも苦戦。「狙う方向だけに気を取られて、インパクトの前に頭や体が動くことが多かった」と、この日はミドル、ショートパットがことごとくカップを逸れる。「パットを外すたびにスコアボードを見て、“まだ赤字(アンダー)だから大丈夫”と自分を慰めていた」という石川。だが、8番で2メートルを外してボギー。10番で4メートルを沈めてバーディを奪うが、12番、15番と1.5メートルほどのパーパットを外し、この日1バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「74」。最終的に初日の貯金を使い果たしてしまい、通算イーブンパーの31位タイに後退した。
パットの不調に加え、後半はタイミングのズレによりスイングもブレ始め、「苦しみながらのラウンドだった」と振り返った石川。「全体的に噛み合っていた」という初日とは対照的な内容となったが、ショットに関しては「ホールアウト後の練習で良くなった」と修正は済んでいる様子。「初日の良いイメージはまだ残っている。貯金を全部使ってしまったけど、明日また貯めて日曜日につなげたい」と、決勝ラウンドでの巻き返しを誓っていた。