小田孔明は意外な?第1組スタートに苦笑い
2009年 中日クラウンズ
期間:04/30〜05/03 場所:名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知)
【GDO EYE】選手は嬉しい特別ボーナス、ゴルフファンは…
若手の台頭により、かつての隆盛を取り戻しつつある国内男子ツアー。大会サイドもツアーの活性化を図り、大会ごとの垣根を越えて様々な試みを取り入れている。北海道では、道内で開催される男子ツアー3競技が手を組んだ『北海道スイング』が2006年よりスタート。この3大会すべてで優勝した選手に、各大会の主催者より総額1,000万円が贈呈(過去に該当者は出ていない)。さらに、3大会の成績をポイントに換算したランキングトップの選手に賞金100万円と、海外ツアーへの出場資格が与えられている。
今年からは、その中部バージョン『中部スプリングダッシュ』がスタートした。開幕戦「東建ホームメイトカップ」と、今週開催の「中日クラウンズ」2大会の順位をポイント化し、その最上位者に賞金1,000万円が贈呈される。
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現在トップに立っているのは、開幕戦を制し100ポイントを獲得している小田孔明。今週の初日は50位タイと出遅れたが、2日目は5バーディ、ノーボギーの「65」をマーク。通算4アンダーの6位タイと急浮上を果たした。「予選は通過したので、あとは思い切ってやるだけ。(ポイントランキング2位の)コンランが迫っているので、絶対に予選は通りたかった。絶対にモノにします!」と意気込む小田。そのコンランも小田に並び6位タイで決勝ラウンドを迎えるとあり、こちらの争いも最終日まで白熱しそうな予感…。
国内女子ツアーで導入していない試みを積極的に取り入れ、ツアーとしても差別化を図っている現在。特別ボーナスは選手側からしてみれば嬉しい限りだが、あとはこの話題性と選手の高まるモチベーションを、いかにゴルフファンにフィードバックさせるかが課題となりそうだ。(編集部:塚田達也)