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裏街道から・・・池田勇太が7位に浮上

山梨県の富士桜カントリー倶楽部で開催中の国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」3日目。1オーバーの36位タイから出た池田勇太が4バーディ、ノーボギーの「67」をマークし通算3アンダーの7位タイに順位を上げた。

トップからは6打差で決勝ラウンドに入った池田は、この日インコースからのトップスタート。雨雲がコースを覆う前にティオフし、淡々とプレーした。予選2日間とは一転して重くなったグリーンを警戒し、より転がるパターに変更。惜しいパットを繰り返し、顔をしかめるシーンも相次いだが、抜群のキレを見せるショットで安定したプレーを見せた。

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14番で1メートルの下りフックラインを沈めて最初のバーディを奪うと、15番(パー5)ではグリーン奥からウェッジで沈めて連続バーディ。スーパーショットは3番(パー5)だ。残り247ヤード、右サイドからの第2打は前方の木がかかるライン。しかし3番ウッドのフェースを開き、スライスをかけて2オンに成功させた。8メートルのイーグルパットを逃したが、2パットで3つ目のバーディを奪う。6番ではこの日2度目のチップインバーディで浮上した。

3日目に「62」を叩き出した2試合前の「関西オープン」からアイアンを入れ替えた。自宅にある約30セットの中から、賞金王争いを演じた2010年に握っていたモデルをチョイス。ショットに復調を見せ、前週の「VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」は予選落ちしたが、「調子は悪くなかったし、ただスコアに結びつかなかった」と言う。

フジサンケイクラシックはアマチュア時代の2002年に初めて出場したプロのトーナメント。当時の会場は川奈ホテルゴルフコースだったが、縁のある一戦で史上最年少となるツアー通算10勝目への期待も膨らんできた。「あとはパターかなと思う。自分の中でケジメをつけてやりたい」と、やはりグリーン上での勝負が最大の焦点。「最終日は楽しみ?楽しくできるかはオレ次第だな」。(山梨県富士河口湖町/桂川洋一)

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2012年 フジサンケイクラシック



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