武藤俊憲が単独首位をキープ 薗田が追走
2012年 関西オープンゴルフ選手権競技
期間:08/16〜08/19 場所:泉ヶ丘カントリークラブ(大阪)
米ツアーも経験 貞方がイーグル締めで3位に浮上!
大阪府の泉ヶ丘カントリークラブで開催されている、国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」の2日目。9位タイからスタートした貞方章男が1イーグル、7バーディ、1ボギーの「64」をマーク。通算10アンダーの3位タイに浮上し、ツアー初勝利へのチャンスを手繰り寄せて決勝ラウンドを迎える。
前半インは序盤4ホールで1ボギーと停滞が続いたが、グリーンを外した13番(パー3)でパーを死守してから「流れを持ってくることができた」とモードチェンジ。14番からの3連続バーディで蘇ると、以降も4つのバーディを量産。最終9番では残り220ヤードの2打目をグリーン右に運び、12mを捻じ込んでのイーグルフィニッシュ。一度掴んだ流れを、最後まで逃すことなく18ホールを駆け抜けた。
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14歳で単身渡米し、同じ境遇にあった2歳年上の今田竜二とともにフロリダで腕を磨き合った。02年に受けた米国のQTを上位通過し、03年はツアーメンバー入りを果たした。日本ツアーには08年から本格参戦。3年連続でシード権を確保していたが、昨シーズンは賞金ランク80位でシード権を喪失。今季は2部ツアーを主戦場に置き、レギュラーツアーは今週で3試合目の出場となる。
「去年は自分に合ったシャフトが見つからず、ドライバーに悩んだ」と不振の原因を説明。今シーズンはようやくフィットするシャフトと巡り合い、「日本プロ」で一時は上位争いも演じた。調子は戻りつつあるとはいえ、現状は2部ツアーへの出場を強いられている立場。「ツアーに戻りたいという思いで、(2部の)チャレンジで良い成績を残せるように頑張っている。そういう気持ちでやっています」。世界最高の舞台でプレーしたポテンシャルに、疑いの余地は無い。ツアー復帰を目指しもがき続けている33歳が、いよいよその光を日本で放てるか。(大阪府堺市/塚田達也)