「セガサミーカップ」フォトギャラリー
2012年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント
期間:07/05〜07/08 場所:ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)
B.ジョーンズのキャディ、イ・キョンフンに「彼はスーパースターになる」
北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで開催中の国内男子ツアー第9戦「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」。昨年末のQTをトップ通過したルーキー、イ・キョンフン(韓国)が初優勝のチャンスを手にした。
通算10アンダーからスタートし、「パットが本当に入らなくてしんどかった。1.5~2メートルくらいのチャンスを5回くらい外してしまった」と伸ばしたスコアは2つに留まったものの、12アンダーで首位タイをキープ。同郷のキム・ヒョンソンと並びトップタイから最終日を戦う。
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日本参戦2戦目の「つるやオープン」での2位を含め、今季既にトップ10入り4度で賞金ランキング8位。その実績以上に、実力について太鼓判を押すのが、今大会でキャディを務めるスコット・ビント氏だ。普段は日本ツアー11勝のブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)のバッグを担ぐが、今週ジョーンズはお休みで、急遽オファーを受けた。
キョンフンは前回の試合まで父親がキャディを務めていたため、もちろん初めてコンビを組んだが「彼はきっとスーパースターになる」と第一声。「キャディをやっていて本当にラクだ。良く飛ぶし、ドロー、フェードも曲がり幅も一定していて、高さも操る素晴らしいボールを打つ。アプローチも上手い。アドバイスをした通りに打つんだから」と絶賛。「なにせ精神面が安定している。若いのに、ラウンド中の“アップダウン”が少ない。2年くらいしたらPGAツアーにいくんじゃないか。きっと行けるはず。キム・キョンテやベ・サンムンのような存在になれるはず」と続けた。
最終日を見据え「多くバーディを取った人が優勝するはず。明日は1ホール、1ホール、バーディを取っていく気持ちで頑張りたい」とキョンフン。ところで、その20歳は依然としてキャディを募集中だ。スコット氏は「僕のボスはBJ(ジョーンズ)だから…」と苦笑いするが「来週以降、みんな『キャディをやりたい』ってオファーが来るはずだよ」。次週以降、誰が彼のアシストをしているだろうか。(北海道千歳市/桂川洋一)