復活なるか?急浮上の片山晋呉が単独首位で最終日へ!遼も2打差3位
2012年 東建ホームメイトカップ
期間:04/12〜04/15 場所:東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)
デビュー戦の藤本佳則、狙い通りにじわり浮上
プロデビュー戦を2012年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」で迎えた藤本佳則。初日こそ1オーバーの71位タイと出遅れたが、2日目にはスコアを3つ伸ばして28位タイに浮上。決勝ラウンドに入り、3日目もスコアを1つ伸ばして通算3アンダー19位タイにつけた。
昨年は東北福祉大ゴルフ部のキャプテンとして、アマチュアゴルフ界では一目置かれる存在だった。アマチュア時代もプロの試合に挑戦をしてきたが、いよいよ主戦場をプロの舞台に移して迎えた初戦から実力を発揮している。
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年間の目標を2勝とする藤本は「すぐに届きそうな目標は意味が無いので、難しい目標ですが、それに向かって努力するほうが重要だと思います」と、上を目指して進み始めた。その一方で「試合に出るからには優勝を目指して戦います」と、目の前の試合への闘争心もむき出しにする。
そんな藤本が19位タイで迎える最終日の目標は「トップ10以内です」と、意外にも“普通”の回答が返ってきた。「最終日を首位と6打差で迎えて優勝を狙うもないですよね。プロとしては年間を通じて上位に入りたいので、まずは予選通過、そして決勝ラウンドに残ったらトップ10というのを基本的に考えています。今週はまさに19位で迎える最終日ですから、スコアを少しでも伸ばしてトップ10入りですね」と、ベテランのような回答だった。
この試合でプロデビューを迎え、決勝ラウンドに残った3人(藤本、浅地洋佑、川村昌弘)のうちでは年齢も2人に比べて4つ上の貫禄か。「このコースは序盤に難しいホールがあるので、ボギーの1つは覚悟しています。その分、後半に伸ばせるようにしたい」と、終盤にスコアを伸ばして上位進出を狙う。(三重県桑名市/本橋英治)