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松山英樹、ツアー自己最悪の「81」で最下位発進

国内男子ツアー第24戦「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」は24日(木)、高知県のKochi黒潮カントリークラブで開幕。2週前の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で史上3人目のアマチュア優勝を果たした松山英樹は、プロツアーで自己ワーストスコアの「81」と崩れ、最下位の105位で初日を終えた。

同学年の石川遼との同組ラウンドに熱視線が送られた初日。インコースからスタートし、出だしの10番で仲良くバーディ発進を決めた両者だったが、松山に乱れが生じたのは3ホール目の12番。打ち下ろしのティショットを大きく右へ曲げ、痛恨のOB。ここをダブルボギーとすると、14番からは4連続ボギーをたたいた。アプローチは寄らず、得意のグリーン上でも15番では3パット。17番ではフェアウェイからの第2打を強風にも惑わされ、グリーン手前の花道に大きくショートした。

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約40分のインターバルを挟んで迎えた後半も流れは変わらない。2番からの3連続ボギーは、2つの3パットが絡んだ。最終9番は第2打でピン右奥2メートルにつけたものの、このバーディパットを外し大ギャラリーは最後までため息。「自分が思ったようにプレーできなかった。バーディで気持ちよくスタートしたが、ショットもパットも決まらず苦しくなってしまった」と笑顔は無かった。

昨年の「日本オープン」以来となる石川とのプレーに「やっぱり他の選手と話す時よりも気楽に話せた」という。だが前日23日(水)まで2日間、滋賀県で行われた学生の大会に出場。優勝したその足で高知に入り、今大会は“ぶっつけ本番”の状態を余儀なくされるハードスケジュール。そして状態の違うグリーンのスピードにも悩まされたはずだ。だが、本人や関係者に言い訳は無い。それを理解した上で、アマチュアとしてプロツアーでの経験を重ねている。

予選通過へは猛チャージが必要となる2日目を前に「体を休めて明日に備えたい」と静かに闘志を燃やす松山。大きな出遅れも糧にして戦っていく。(高知県芸西村/桂川洋一)

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2011年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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