日韓対抗戦日本代表10人が決定!小田と薗田を追加選出
2011年 日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills
期間:06/02〜06/05 場所:宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城)
【GDOEYE】薗田峻輔「限られた人だけのプレッシャー」
茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで行われている国内メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」3日目。3オーバーの23位タイから出た薗田峻輔が、4バーディ、1ボギーの「68」をマークし通算イーブンパーの9位タイ。単独トップの山下和宏に4打差で最終日を迎えることになった。
プロ1年目の昨季「ミズノオープンよみうりクラシック」でツアー初優勝を果たした薗田。杉並学院高時代を含め、アマチュア時代から数々のタイトルを獲得し、石川遼、池田勇太といった将来を嘱望される若手の一人に加わってみせた。しかし今季はここまで6試合でトップ10入りが「中日クラウンズ」7位の1度だけ。ところが、このメジャーの舞台で「4、5打差なら、ちょっと可能性があるかもしれないと思ってスタートできます」という位置まで浮上してきた。
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今大会開幕前日の1日(水)。宍戸ヒルズのクラブハウスでは、7月1日~3日に韓国で行われる日韓対抗戦「ミリオンヤードカップ」の日本代表選手が正式発表された。薗田は小田孔明とともに、青木功キャプテンの推薦によって2年連続で代表に選ばれた。
会見で青木は薗田について「去年出場したことはもちろんある。そして今は調子が悪くても、これから日本のゴルフ界を担っていく1人だと考えているので、経験させたいと思った」と選出理由を説明。この言葉を聞いた薗田の内心は「プレッシャーですよ」というのが素直なところだった。
これまで多くの期待や応援の声をかけられてきただろうが、“AON”の言葉ならなおさらだ。しかし「普通に生活していたら、味わえないプレッシャーです」と21歳。「限られた人だけが味わえるもの。それをいかに楽しみながら目標を達成するか、それが止められないから、ゴルフを続けているところもある」。ジュニア時代、各世代において第一線で活躍してきた選手らしい言葉だ。
一方で「まだプロでは2年目。先輩の選手に迷惑をかけないように、という意識の方が強い」と言う。周囲の期待と、自分の“ポジション”を照らし合わせれば、ギャップも小さくない。おそらく、常に“無欲”で戦うことも難しいだろう。それでも重圧の中で、戦い続けていく道を選んでいる。(編集部・桂川洋一)