高山忠洋のクラブセッティング
2011年 東建ホームメイトカップ
期間:04/14〜04/17 場所:東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)
強風の中で8バーディ!高山忠洋「そんなに獲ったの?」
国内男子ツアー2011年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」は、予選2日間とは天候が変わってしまった。前日までは快晴に恵まれ、そよ風程度という状況に、片山晋呉が通算9アンダーまでスコアを伸ばしていた。ところが、3日目は午前9時過ぎから風が冷たくなると、立っていることも難しいほどの強風がコース内を吹き抜けだした。
このコンディションの中でアンダーパーを記録したのは4人だけ。ベストスコア「68」をマークしたのは韓国のH.T.キムと2005年のこの大会でツアー初優勝を果たした高山忠洋の2人だった。通算4アンダー10位タイからスタートした高山は、通算7アンダーの単独首位に浮上。同じ組でラウンドした石川遼に1打差をつけて最終日を迎えることになった。
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「遼くんとラウンドするのは、昨年の最終戦以来ですね。月日は経っていますが、試合としては前回のことなので、少しは大ギャラリーに慣れてきたかな(笑)」。リラックスした表情で会見に答える高山は、この日の風を攻略し前半に3連続、そして後半には4連続バーディを奪った。
「全部で8バーディですよね、そんなに獲ったなんて全然知りませんでしたよ。1ホールずつこなしていったら、結果的に8バーディになったという感じですね」。周囲の視線が石川に集中していることもあり、高山は自分のプレーに集中していった。
終盤には、石川が14番でピンをデッドに攻めるのを見て「これは負けていられないと思いましたよ」と、ピンの下の段から10mのバーディパットをねじ込みスコアを伸ばしていった。最終日も石川と同組として最終組でラウンドすることになるが「明日も遼くんの攻めのゴルフに負けないように、食らいついて行きたいです」。コースとの相性の良さも自覚する高山が1打差で追いかける石川らを振り切って、6年ぶりの大会制覇に挑む。