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使用アイアン一新で、矢野東が開眼!?/チームPRGR

季節が変わり、芝の状態もボールのライも変わり、そしてスイング感も変わった。それによってチームPRGR矢野東はキャディバッグの中身を「キヤノンオープン」練習日から一新した。これまで愛用して来たGN502ツアーフォージドアイアンをTR500アイアンに変更したと同時に、シャフトを カーボンシャフトからスチールシャフト(ダイナミックゴールドS300)に変えたのだ。

ツアー前半戦では、コースの芝がまだ生えそろわず、ボールのライは決して良くはない。ボールの捕まりやすさを考慮し、重心距離が長めでフェースプレグレッションのあるアイアンを矢野はあえて使っていた。また、ロングアイアンでのボールの打ち出し角の高さや捕まり感を求めてカーボンシャフ トを使用していたのだ。

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だが、「これまでのゴルフ人生の中で、スイングに関して一番勉強している」(矢野)ことから、自分が求めるスイング観にも厚みが出て来たようだ。ツアー前半戦よりもスイング精度はアップし、クラブに「ボールを打つ」仕事を任せるのではなく、自分で球筋を操りたいという意識、感覚が強 まって来た。それを満たしてくれるアイアンとして重心距離が短く、フェースプレグレッションは少なく、小ぶりなヘッドで操作性に長けている TR500アイアンに変更。距離感や方向性のバラツキ度合いを極力抑えるためにスチールシャフトに戻したという。アイアンの変更が、早くも奏功した。「キヤノンオープン」初日の部門別ランキングのデータに、その成果が表れている。

ドライビングディスタンス部門295・5ヤード(18位タイ)、フェアウェイキープ率64・29%(9位タイ)、パーオン率61・11%(49 位タイ)。「バーディチャンスは何度もあったけれど、ことごとく決まらなかった」という矢野だが、パーセーブ率は94・44%(49位タイ)。 2バーディ・1ボギーの1アンダー・18位タイと初日は無難なスタートを切ったように思えるが、矢野は自身のスイングのバロメーターとも言える ショットを7番ホール(549ヤード・パー5)の第2打で放った。直(じか)ドラ。フェアウェイのボールを3番ウッドではなく、ドライバーで打ったのだ。ボールはグリーン左手前で止まったものの、確実に寄せて楽々バーディ。矢野ならではのスイングの好調さが直ドライバーショットで垣間見られたのだ。今季は「関西オープン」での2位が最高成績だが、それを上回る成績をツアー残り8試合で更新する可能性も高まって来た。

また、チームPRGRの谷原秀人は左肩痛に見舞われながらも1イーグル・3バーディ・1ボギーの68、4アンダー・2位タイと好スタートを 切った。谷原もTR500アイアンを使用している。ボールを操りたいゴルファーには御用達アイアンなのかも知れない。

関連リンク

2010年 キヤノンオープン



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