【遼初日】ティショットが安定せず3オーバー100位タイ
2010年 ダイヤモンドカップゴルフ
期間:05/27〜05/30 場所:狭山ゴルフ・クラブ(埼玉)
【GDO EYE】遼、青木功に後押しされ気分は晴れ晴れ
国内男子ツアー「ダイヤモンドカップゴルフ」の予選ラウンドを青木功と同組でラウンドしている石川遼。大会初日は石川が3オーバーの100位タイ、青木は6オーバーの134位タイと共に出遅れる展開となった。ところが、3オーバーのスコアでホールアウトした石川の表情は晴れ晴れしいものだった。
「ラウンド中、青木さんからたくさん話しかけていただいて、青木さんから“若いときの俺にそっくりだ”と言われました」と笑顔を見せた。青木からは「年を重ねるたびにゴルフは荒れていい。優勝した翌週に予選落ちしたり、俺もそうだったよ」などと話しかけられたという。
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石川は「昨年4勝したこともあり、今は成績にこだわるようになっていた。毎週、優勝争いをできるようにと、練習を重ねてきましたが、今日青木さんに言われたことで、少し気持ちが楽になりました」と続ける。それは「俺なんか優勝することしか考えてなかったよ。だから、優勝できなかったら2位も10位も一緒だと思ってやっていた」という言葉だ。
石川としては、結果だけにとらわれずドライバーで思い切り攻めるという気持ちと、賞金王として結果を残さなければという気持ちが錯綜していたようだ。しかし、ラウンド後に青木の言葉を思い出し「後押しされました」という石川は、大会2日目もドライバーショットを多用して攻める気持ちを固めた。その気持ちの切り替えが2日目にどのような影響を与えるのか注目したい。(編集部:本橋英治)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。