「気楽にやっていました」 今野大喜がコーチと伯父に届けたい初優勝
◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 3日目(4日)◇西那須野CC(栃木)◇7036yd(パー72)◇曇り(観衆1787人)
首位タイから出た今野大喜は、スタートから“嫌な感じ”があったという。「なんかパターがちょっと…変な感じがあった」と、チャンスにつけた1番で左フックラインを外しバーディ発進を逃した。
パーを並べて迎えた4番(パー5)、1mのチャンスを前に再びスタートホールの“嫌な感じ”が頭をよぎったという。「(1番を)打ち損じで外したんで…。(最初が)入ると1日がうまくいくじゃないですか。でもそれを外したんで『これはいつもと違うのかな』と思った」
しかし、今度はしっかりバーディを奪うと、勢い止まらず4連続でスコアを伸ばした。「比較的調子が悪くないので、(いずれ)チャンスにつくだろうと。気づいたら4連続だったっていう感じ。ミスしても明日に取っておこうみたいな感じで気楽にやっていました」と、6バーディ、1ボギーの「67」でまとめたラウンドを淡々と振り返った。
2024年末から女子プロの堀琴音や柏原明日架らを復活優勝に導いた森守洋コーチに師事。それまでは独学でスイングを組み立ててきたが、限界を感じ指導を仰いだ。今までは体の使い方ばかりに気を取られていたが、「まずはクラブの使い方。そのあとに体の使い方」と教わり、意識を修正。「ストーカーのようにLINEしてスケジュールを作ってもらった」と、1年以上かけてスイング修正に取り組み、結果になりつつある。
ツアー7勝を誇る伯父の今野康晴とは、一緒に練習や合宿をする仲だが、日常的に連絡を取ることはなく「仮に優勝とかしたら、もしかしたら連絡するんじゃないかな」と笑った。
2023年に下部ACNツアーで1勝を挙げた29歳にとって、最終日最終組はレギュラーツアーでは初めての経験。「特別がっつくこともなく、今日と同じような感じでやれることをやって、最後の方にいい結果が待っていればいいかな」。プロ8年目でやっとつかんだビッグチャンス。お世話になったコーチと伯父に、ツアー初優勝の報告を届けたい。(栃木県那須塩原市/安平賢太郎)