48歳・近藤智弘が国内メジャーでトップ10「いまだに『トモくん』だよ」
◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日(7日)◇宍戸ヒルズCC 西C(茨城)◇7464yd(パー71)◇曇り(観衆5165人)
宍戸には別れを告げるつもりだった。「きょうが本当に最後だと思っていたから、楽しもうと」。今月17日に49歳、来年はシニア入りする近藤智弘が、惜別のつもりで回った国内メジャー第2戦。2アンダー9位から出た最終日を2バーディ、1ボギーの「70」で回り、通算3アンダーの8位でフィニッシュした。
本大会は例年、前回大会の10位タイまでの選手が出場資格を有する。近藤にとって昨年の「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」(6位)以来のトップ10入りは、試合前には想像すらしていなかった喜びにあふれた。
前半6番(パー5)で2つ目のバーディを奪った時点で首位に迫ったが、本人は「いやいや、そんなことはもう全く気にしてない。そんな余裕はなくて」と毎ホール必死だった。「きょうの朝も体調がよくなくて」と体にムチを打ち続けて4日間をプレー。「本当にいっぱい、いっぱい。自信もないから精神的にも良くないし、イケイケの選手とは疲れ方も違う。若い選手と張り合うと力むし」と苦笑いした。
昨年末の最終予選会を通じてレギュラーシーズンの前半戦出場権を獲得した今シーズン。8月末に実施されるリランキング突破にも前進した。「出られる試合を一生懸命やっていく感じだね。またちょっと体調整えて頑張ろうかなと思う」と年齢と付き合いながらゴルフに向き合う。
ホールアウト後、古くから応援してきてくれたであろう女性ファンを中心に多くのギャラリーにサインを求められた。「(ファンの皆さんも)もう長いからね。いまだに『トモくん』だよ(笑)」。ツアー6勝の名手への声援は今も黄色い。(茨城県笠間市/桂川洋一)