2025年 中日クラウンズ

“絶好調男”小西たかのりがジンクス打破へ アルバトロス達成大会Vなら史上初

2025年 中日クラウンズ 3日目 小西たかのり
2週連続優勝が懸かる(C)JGTOimages

◇国内男子◇中日クラウンズ 3日目(3日)◇名古屋GC和合C(愛知)◇6557yd(パー70)◇晴れ(観衆6415人)

小西たかのりの勢いが止まらない。「前澤杯 MAEZAWA CUP」でツアー初優勝を遂げたばかりの33歳は、大型連休と重なって6415人のギャラリーが詰めかけた和合でも派手に見せ場を作った。

前半2番(パー5)、左ラフから残り231ydで4UTを握ったセカンド。「前に打った同組の選手が結構左に行っていたので、強いフェードを打っていけばいいかな、と」。風を読み切り、少しつま先下がりのライからしっかりつかまえたフェードボールは左ピンの手前にキャリーして転がり、そのままカップに消えた。

ツアー史上44人目(51例目)のアルバトロス。プライベートでは短いパー5で決めたことがあるという小西も、試合では初めて。「まさか入るとは…」とバンザイして喜び、大歓声に応えた。

3週前の開幕戦「東建ホームメイトカップ」で達成した出利葉太一郎までの43人(50例)のうち、アルバトロスを達成した試合で優勝した選手はゼロ(詳細データが残る1985年以降)。そんなジンクスも、絶好調男が打ち破るかもしれない。

「パターが入っていない」と嘆く一方、「ある程度、幅に入ってくれている」というショットでチャンスを量産。アルバトロスに加えて5バーディ(3ボギー)を奪った。「65」で通算6アンダーに伸ばして浅地洋祐、岡田晃平と首位に並んで最終日を迎える。

念願のタイトルを掲げたことで、トップに立っても自分の中で少し落ち着きもあるとうなずく。初優勝からの2週連続優勝となれば、1977年セベ・バレステロス(スペイン)と2006年ジーブ・ミルカ・シン(インド)に続いて日本勢初の快挙。「2週連続も懸かっているので、ぜひまた勝ちたい」と意欲を隠さなかった。(愛知県東郷町/亀山泰宏)

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