パーキープ率97%! 前澤杯初代チャンピオン・小西たかのりの14本
◇国内男子◇前澤杯 MAEZAWA CUP 最終日(27日)◇MZ GOLF CLUB(千葉)◇6652 yd(パー70)◇晴れ時々曇り
33歳の小西たかのりが、新規大会の「前澤杯」でツアー初優勝を飾った。石川遼と同世代で、ジュニア時代には石川と優勝争いを経験している実力者。中学卒業後に一度ゴルフから離れた時期はあったが、ツアー本格参戦13年目で悲願の初優勝をつかんだ。
2020年からコーチをお願いしているチャーリー高沖氏とスイング改善やメンタル面に取り組み、「昨年から復調した」と安定感が増した。4日間でボギーを叩いたのは第3ラウンド14番、最終ラウンド8番の2つだけ。パーキープ率(パーオンしたホールでパーかそれより良いスコアを取ったホールの割合)は大会を通して97.222%の1位と、強風の中でも崩れないショットが勝利を引き寄せた。
クラブはタイトリストを軸にした14本。ドライバーはGT2ドライバー、アイアンセットはT150でそろえている。3番ウッドは2021年発売モデルのヤマハ RMX VDフェアウェイウッド(15度)を投入しており、「球が上がって飛んでくれる。他も探しつつ、なんだかんだあれになっています」と2年ほど愛用している1本だ。
パターはツアーでも人気のオデッセイ Ai-ONE ジェイルバードミニ S。今平周吾に1打ビハインドで迎えた17番(パー5)では15mのロングパットを決め切りバーディで追いついた。最終ホールも1.5mのパーパットを沈めて逃げ切った。
33歳での初優勝を「長かった。でも報われた」と振り返る。「これを弾みに良い流れに持って行きたい。(賞金ランクの)順位が上だと海外の試合へのチャンスもある。もっと頑張って海外に行きたい」と新たな目標を胸にシーズンを戦っていく。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:タイトリスト GT2(9度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS TR BLUE(60g台、硬さX)
グリップ:エリートグリップ
フェアウェイウッド:ヤマハ RMX VD(3番15度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BK(70g台、硬さX)
ユーティリティ:キャロウェイAiスモーク トリプルダイヤ(5番18度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS TR BLUE(70g台、硬さX)
ユーティリティ:タイトリスト GT2(4番21度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS ハイブリッド BK (90g台、硬さTX)
アイアン:タイトリストT150(5-9番)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX LZ(硬さ6.5、125g)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM10(46、50、56度)、ウェッジワークス プロト(60度)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX LZ(硬さ6.5、125g)
パター:オデッセイ Ai-ONE ジェイルバードミニ S
ボール:タイトリスト プロV1x