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難コースと稲森佑貴が“安定剤”に 木下稜介は日本タイトル二冠へ「全部を出し切る」

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目(12日)◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉)◇7251yd(パー70)◇晴れ(観衆3738人)

逆光のなかで放った後半17番(パー3)のティショットは、打った直後にまぶしさに背を向けたが手ごたえはあった。5Iでの一打はピンそば1.5mにピタリ。「ショットには自信があった」という木下稜介は、一時単独首位に立つ3つ目のバーディに右こぶしを振り下ろした。

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7月「全英オープン」で予選落ちした悔しさから、「散々な結果になってしまって、なにかを変えないと上に上がれないと思った」と8月末からスイング改造を開始。球筋をドローからフェード気味に変えたことで攻め方のバリエーションが増え、ショットの曲がり幅も少なくなったことが今週のコースにマッチした。3バーディ、3ボギー「70」とイーブンパーで耐えきり、通算3アンダーで首位タイに浮上した。

「セッティングが難しいので、ボギーを打ってもすぐに切り替えられる」とフラットな気持ちで戦えていることも大きい。加えて気持ちを落ち着かせてくれたのは、この日2サムで回った稲森佑貴のプレー。「あまりに曲がらないので、逆に見ていてホッとした」。稲森は「71」とスコアを一つ落としたが、この日フェアウェイを外したのは2ホールだけと持ち味は健在。安定したライバルのティショットにより良いイメージを保てた。

とはいえ、自身もショットの安定感はこれまで以上に自信をつけた。昨年67.643%(22位)だったパーオン率は、今季72.634%でツアー5位。「アイアンに関しては、9割ぐらい自信を持って打てている」と胸を張る。この日のフェアウェイキープ率は64.286%(9/14)と稲森には劣るが、パーオン率は72.222%(13/18)でフィールド3位だった。

最終日は同じく3アンダーで首位に並ぶ池村寛世が2サムの相手になる。「ガンガン1Wを打ってくるタイプだけど、僕は僕なりの戦い方がある」と堅実なゴルフで頂点を目指す。「あしたは苦しくなると思いますけど、終わってぶっ倒れてもいいくらい、全部を出し切って終わりたい」。初優勝をあげた2021年「日本ゴルフツアー選手権」に続く2つ目の日本タイトルに挑む。(埼玉県狭山市/谷口愛純)

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