“追う立場”から史上6人目の大会3勝へ

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(11日)◇東京ゴルフ倶楽部（埼玉）◇7251yd（パー70）◇晴れ(観衆2942人)

日本オープン2勝の稲森佑貴が首位と1打差の3位で週末に進んだ。

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初制覇した2018年大会（神奈川・横浜CC）は2日目を終えた時点で、当時アマチュアの桂川有人を1打差で追う2位。3日目の「67」で後続に3打差の首位に立ち、逃げ切った。

20年大会（千葉・紫CCすみれコース）では、首位と3打差の8位から3日目に「68」で回って谷原秀人と1打差の2位につけ、最終日に逆転勝利した。

目標だったイーブンパーで2日目を終えた

ムービングデーにベストスコアをマークしたのが共通するが、警戒は緩めない。その理由が今年のコースセッティングの難しさにある。7アンダートップで出た池村寛世の2日目は「73」だった。「自分を含め、いつあのスコアが出てもおかしくない」と話す。

それでも「このコースでは追う方が楽かな」と、今の順位に精神的なアドバンテージを感じている。“追う立場”から史上6人目の大会3勝への道筋を描く。（埼玉県狭山市／松島流星）