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“悪夢”を乗り越えた米澤蓮が2勝目 2カ月も尾を引いた惜敗のパット

◇国内男子◇横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~ 最終日(11日)◇横浜CC(神奈川)◇7207yd(パー71)

1m以下のウィニングパットを決めて、静かにこぶしを握った。米澤蓮のなかに“悪夢”として残った悔しいパットのイメージは、これで払しょくできただろうか。

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2打差2位から出た最終日、危うい場面は何度かあった。5番で3mのバーディパットを決めて首位の阿久津未来也に追いついたが、6番の第2打はフェアウェイからミスショットで右のバンカーへ。「良いアプローチでバーディを獲ることができたので、焦らずプレーができた」と通算19アンダーで単独首位に抜けて弾みをつけた。

1打リードで迎えた16番も、セカンドショットをグリーン奥に外すミスショット。3m前後のパーパットを残したが、これを決めて17番のバーディに流れをつないだ。最終18番のパー3も、ティショットでグリーンを外したがアプローチで寄せてパーセーブ。ボギーを打つことなく7バーディ「64」で勝ち切った通算2勝目は、大きな壁を乗り越えた証になった。

「宍戸の最後のホール。あのパットを外してから、あれが尾を引いていた」。ずっと心に引っかかっていたのは、6月「日本ゴルフツアー選手権」(茨城・宍戸ヒルズCC 西C)の最終日、18番で外した1.5mのパーパット。同じく2打差から出た最終日は17番までで5ストローク伸ばして首位に迫ったが、最終ホールで3パットのボギーをたたいてプレーオフに進めなかった。カップの右を抜けた短いパットは「夢に出てきましたよ」とトラウマのように残ってしまった。

「あれが引き金かは分からないけど」とストレスが原因で帯状疱疹を患い、7月「長嶋茂雄招待 セガサミーカップ」は欠場した。

今週は暑さの中での試合とあって、「無駄なエネルギーを使わないように」と練習量を調整しながらの4日間。「スコアに左右されるのではなく、しっかりしたプレーが出来れば」と自分のプレーに集中したことが優勝を引き寄せた。

5月「中日クラウンズ」以来のツアー2勝目を挙げても、“あの”パットを思い出すとやっぱり苦い表情は隠せない。「思い出したくないけど、あの時はそんなに簡単に2勝目を勝たせてくれるとは思わなかったし。今後、同じことは絶対にある」と、いまなら悔しい経験も糧になったと思える。

「思ったよりも早くまた(2勝目の)チャンスが来たので、取り切れてよかった。賞金ランキングも良い位置に行ったと思うので、秋にすごく弾みがついた」。強くなったと実感できた今週、3勝目、4勝目を目指す気持ちは強まった。(横浜市保土ケ谷区/谷口愛純)

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