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桂川有人が欧州ツアー本格参戦へ 優勝前のポイント加算もあり「PGAツアー目指す」

◇国内男子◇中日クラウンズ 3日目(4日)◇名古屋GC和合C(愛知)◇6557yd(パー70)◇晴れ(観衆5613人)

25歳の桂川有人が今季、DPワールドツアー(欧州ツアー)に専念する考えを示した。前週の日欧共催大会「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」の初優勝で得たツアーメンバー入りの権利を行使。日本ツアーとの両立も頭に入れ、本格参戦の時期を決めかねていたが、早ければ5月末にも主戦場を海の向こうに移す。

桂川は「中日クラウンズ」開幕前日、今後の欧州参戦プランについて「今週中にはちょっと整理したい」と結論を先送りにしていた。今季は将来的な海外ツアー再挑戦を目論み、日本ツアーの賞金王獲得を目標に掲げて身体づくりに励んでいたところ。「もう少し、やり切ってから行ってもいいのかな…と思うこともある」と心境は揺れていた。

しかし、サポートスタッフらとの相談を重ねていると、ある“事実”が判明。「メンバーに入ったら、12月に出たオーストラリアの試合のポイントが加算されてびっくりした」という。桂川は昨年12月初旬、2024年シーズンの序盤戦にあたる「ISPS HANDAオーストラリアンオープン」にスポット参戦。同じ8位タイだった選手に付与された55.8ptが、御殿場での初優勝(500pt)によるメンバー登録後に合算され、トータル555.8ptに。年間ポイントランキング(レース・トゥ・ドバイ)で20位に飛び込んだ。

欧州ツアーは11月のシーズン終了時に有資格者を除くランキング上位10人に入っていれば、2025年のPGAツアー出場権を獲得できる。「結構、良い位置にいるなと思って。ことしはPGAツアーを目指してやっていこうかなとちょっと考え直しました」。米国行きの切符を、現在ランク2位の星野陸也、15位の中島啓太、さらには49位の川村昌弘ら日本勢とも争う。

今週中国で開催されている欧州ツアーの次戦は5月23日からベルギーで行われる「ソウダルオープン」。翌週はドイツで「ヨーロピアンオープン」、スウェーデンで「ボルボ スカンジナビア・ミックス」と続く。「ベルギーから? うーん、なくはないですけど、(まだ)出ないかもしれないです」と本格参戦のスタートは次週以降に決めるつもり。「日本にも出ながら…と思っていたんですけど、欧州がメインになりそう」と力強く語った。(愛知県東郷町/桂川洋一)

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2024年 中日クラウンズ



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