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「置いていかれないように」中島啓太は母国で欧州2勝目なるか

◇国内&欧州男子ツアー共催◇ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 事前情報(23日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

昨年度の国内ツアー賞金王・中島啓太は新たな勲章を得て日本に帰ってきた。3月の「ヒーローインディアンオープン」で本格参戦初年度、わずか6試合目にしてDPワールドツアー(欧州男子ツアー)初優勝。母国で唯一の共催大会に、これ以上ない形で凱旋した。

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開幕2日前には公式会見に出席した。「たくさんの方にお祝いいただいて、すごくうれしい。優勝してから日本に帰ってきてプレーできるのはすごく光栄です」と喜んだのもつかの間、視線は次の戦いに向いている。インドから帰国後に過ごした3週間のオフの間も、練習とトレーニングに精を出してきた。

日本を主戦場とする選手たちが今週、開幕2試合目なのに対し、中島はシーズンで7試合目の出場になる。「2 月から暖かい国で試合をしていたので、クラブを振ることに関しては日本にいる時よりも速く振れていたのかなと思う」と例年以上の仕上がりの早さを実感。15位につける年間ポイントレース(レース・トゥ・ドバイ)を上げるためにも、他選手よりも慣れ親しんだ土地での試合では好結果を求めたい。

会場は毎年11月に「三井住友VISA太平洋マスターズ」が行われる太平洋クラブ御殿場コース。昨年20位だった同大会ではアマチュア時代の2020年に3位に入った。開催時期が違うとはいえ、「海外の選手たちは(日本の)芝に慣れていないと思う」と地の利を生かしたい考えだ。

欧亜共催大会で初の日本人チャンピオン誕生への期待がかかる。「そんなにビッグスコアは出ないと予想していますが、それでも初日で 7、8アンダーと出る選手はいると思う。置いていかれないように、自分もアンダーパーを目指して、予選通過して週末に良い位置でプレーしたい」と意気込んだ。

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