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深夜のトイレで腹痛と格闘 重永亜斗夢は“賭け”に勝ってハーフ最少タイ「28」

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 2日目(29日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)◇晴れ(観衆916人)

行くべきか、行かないべきか――。前日から悪天候でスタートの遅れも十分に考えられる中、重永亜斗夢には人一倍、切実な問題だった。初日プレー後の深夜、腹痛に見舞われた。「1時間くらい、トイレで“格闘”していたんですよ」と明かす。

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一夜明け、ツアーから午前5時50分にスタート時間に関するアナウンスのある旨が伝えられていたものの、ティオフ予定の7時40分から逆算すると、本来ならホテル待機というわけにはいかない。「考えて、結局延びることに賭けたんです。絶対、延びるだろうって。夜中に1時間ロスした分、(睡眠時間を)取り戻したかった」。さすがに10回も“刻み”ながら6時間も遅れると想定していなかったが、9時頃までホテルで少しリラックスできたという。

初日はイーブンパー77位。カットライン圏外とあって、宿もチェックアウトして臨んだ第2ラウンドはいきなり4連続バーディ。その時点でも「“貯金”ができた」と気持ちを緩めずに6番(パー3)でチャンスを生かすと、8番から2連続バーディ。ツアー最少に並ぶハーフ「28」と爆発した。「(アウトは)パー36と思ってたから、9番で決めたら『29』だって勘違いしてたんです。でも、『28』で記録に残るなら、(なお)いいですよね」と笑う。

持病の潰瘍性大腸炎で長期療養を挟み、前年大会で1年ぶりに復帰。いまも過敏性腸症候群に悩まされ、オフの2月には1週間ほどゴルフどころではない時期を過ごした。「僕、体力ないんで。朝からスタートするだろうと思って(時間通りに)来ていたら、たぶんこんなスコアは出てない。ほかの選手より遅く来た分、長丁場の後半につながったと思う」。ボギーなしの「62」で通算9アンダー。首位と2打差の暫定4位に浮上した。

16年に初優勝を飾った舞台だが、QTを経て参戦するいまは開幕ゲームでしっかり予選を通過できた安心が勝つ。午後スタートが見込まれる3日目に備えるためにも、まずは一度チェックアウトしたホテルを確保することからだ。(三重県桑名市/亀山泰宏)

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