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松山英樹は初日から「+11」も「波に乗れたら…」 大会2勝目に意欲

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(17日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)◇晴れ時々曇り(観衆3575人)

初日に2ホール目でバーディを先行させた11番(パー3)で、きょうはため息をついた。左サイドのピンを狙ったショットがグリーンをこぼれ、松山英樹はクラブを下ろして息を吐いた。ラフから寄せてボギーは免れたが、パーは9ホール連続。「63」の前日から一転、この日は「74」ともどかしかった。

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風速9.8m/秒と、初日より強い風に翻弄された。「フォローとアゲンストの判断を、ほぼ逆に読んでしまっていた。こんなに風が回るコースかなと、前までそういうイメージがなかった」。ジャッジが噛み合わず、良いショットが結果につながらない。

前半にフェアウェイを外したのは、右に曲げてボギーを叩いた2番だけ。それでもグリーンを狙うショットでチャンスを作れなかった。4番(パー5)は2打目を左のベアグラウンドへ曲げて4オン1パット。5番、8番はパーオンしたが、ともに4m弱、9番は7mと、チャンスが来ないまま1ボギーで折り返した。

風が強まった後半はフェアウェイを捉える回数が減り、悔しそうな表情が増えた。12番はティショット、2打目を続けてラフに入れ、アプローチも寄らず2つ目のボギー。13番で2打目を1mにつけて取り返したが、14番でフェアウェイからの2打目をグリーン奥に外して後退、18番(パー5)はティショットを左の松林に入れ、4オン2パットのボギーフィニッシュ。1バーディ、4ボギー「74」に終わった。

初日からストローク数が11打増えたが、要因がハッキリしているぶん「スコア以上に悪くなっていないと思う」と話す。「そこまでガッツリ、“あした追いつきます”とか、そういう状態ではない」と控えめながら、気持ちは折れていない。「きのうみたいに、うまく波に乗れたらチャンスはある」。大会2勝目へ、首位との5打差を追う。(宮崎市/谷口愛純)

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