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濃霧中断は「良い方向に捉えたい」 石川遼は“社員”にエールも

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目(10日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

連覇&大会4勝目がかかる石川遼は、雨と霧の金曜日に後退した。1アンダー25位から後半13番までに1バーディ、3ボギー。通算1オーバーの暫定35位で、あす11日午前7時15分の再開に備える。

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1つスコアを落として迎えた前半6番、右ラフからの2打目を打つなり、石川はうなだれた。高さが出なかったボールはあえなくグリーン手前の池へ。1罰打を加えた後の4打目をピンそば1mにつけ、ボギーでしのいだが、「ゲームが全体的にかみ合っていない気はする。なかなか良い流れに乗れない一日」というラウンドの後退の場面だった。

雨によるコースコンディションの変化にも不満はなかった。「途中、水が浮くこともありましたが、各選手が同じ条件。それでもグリーンは良い状態だった」。唯一のバーディはまさに、グリーンに一時小さな“水たまり”ができた後半10番。カラーから10m近い距離をパターで流し込み、持ちこたえた。

冠スポンサーとことし、新たに契約を結んだ。大会アンバサダーとしての仕事はこの日も。ホールアウト後のクラブハウスで、三井住友カード株式会社の社員を前にあいさつ。「自分の良いところを伸ばしてほしい」とメッセージを送った。

暫定首位とは8打差。「結構、苦しいラウンドで疲労も溜まってきたところだったので、(順延を)良い方向に捉えたい。もうあとは寝るしかない。あしたは寒いみたい。ホール数も多いのでタフな一日になる」と自らをもう一度、奮い立たせる。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2023年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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