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バーディ直後に濃霧中断 50歳・片山晋呉が暫定4位に急浮上

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目(10日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

ピン奥から5mを沈めた後半15番は、この日5つ目のバーディだった。続く16番で1Wショットをフェアウェイ右サイドに置き、上がり3ホールにも期待が膨らんだところで、辺りはたちまち霧が立ち込め真っ白に。寒空の下、片山晋呉は30分、40分…と再開のタイミングを待ったが、そのまま視界不良でプレーを翌日に持ち越した。

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雨の難コンディションで15ホールをボギーなしでクリアし、通算5アンダー。第2ラウンド途中の暫定順位とはいえ、32位から首位に2打差の4位にいる。「すごい良かったです。最後までやりたかった? 別に。とりあえず、できなかったなあ」と一日を振り返る言葉も淡々。50歳の経験はフィールド随一で、過去2勝(2008、15年)の御殿場でも、勝負は“ここから”と誰よりも理解している。

シニアツアーにデビューした今季、レギュラーでの最高成績は開幕戦「東建ホームメイトカップ」の26位。15試合のうち予選通過は7回で、賞金ランキングは94位と低迷している。

1998年から25季連続で賞金シード選手としてプレー。次週以降はシニアを選ぶ予定で、ことしのレギュラーは今大会が最後。32季連続だった尾崎将司に次ぐ歴代2番目の記録が途絶える寸前にいるが、そこは通算31勝の永久シード選手。「こだわり? ないです。まったくないです」と動じない。主戦場の“重量配分”が変わろうが、朝のドライビングレンジにあらゆる練習器具を持ち込み、好成績を求める姿は今も同じだ。

3日目は気温が15℃前後とさらに下がる予報で、計21ホールを回らなければならない。「それが一番心配です。寒がりの僕としてはきついよね。一番の目標は(今晩)8時に寝ることです。最悪、8時半だね。睡眠薬を飲んででも寝る」というコメントは本気ゆえ。まずは急いで回復を図る。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

■ 賞金ランキングによるシード権獲得連続記録

32季連続 尾崎将司(1973年~2004年)
25季連続 片山晋呉(1997年~2022年)※継続中
23季連続 藤田寛之(1997年~2019年)
22季連続 杉原輝雄(1973年~1994年)、手嶋多一(1996年~2017年)、谷口徹(1997年~2018年)

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2023年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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