ニュース

国内男子三井住友VISA太平洋マスターズの最新ゴルフニュースをお届け

23年前のエピソード 宮里優作「憧れ」の御殿場

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(9日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

宮里優作谷原秀人が初めて御殿場でプレーしたのは23年前、伊澤利光が優勝した2000年大会だった。この日、一緒に回った蝉川泰果がこの世に生まれる2カ月前の話である。

<< 下に続く >>

2人は当時、同じ東北福祉大ゴルフ部のアマチュアとしてプロツアーへの推薦出場を重ね、宮城・仙台から車で全国を奔走していた。「ほとんどの運転は優作。おれはほぼ寝ていた」と2つ年上の谷原が笑って明かす。宮里はその初出場時に20歳にして8位フィニッシュ。3日目を終えて3位につけ、最終日最終組に入る活躍ぶりだった。

以来、当地は「大好きなコース」のひとつとして疑わないが、ツアー通算7勝の中に同大会のタイトルはない。「このコースで勝つとひと皮むけるというか、プロとして一流になった証になる」。谷原が2013年、21年と2勝しているのも羨ましい。「憧れの試合。大谷(翔平)くん(のセリフ)じゃないんですけど、憧れを捨てて臨んでいるつもりなんですけど…。なんとか“アレ”(優勝)に繋がるようにしたい」と意気込みは毎年、並々ならぬものがある。

目下の賞金ランキングは66位で、来季のフルシードをまだ確実なものにしていない。しびれるシーズン終盤戦。「ものすごく大事。良いスコアで回ることを念頭に置いている」という初日の「67」が心強い。前半インにバーディとボギーが3つずつ。出入りが激しかったスコアカードはアウトコースで整えた。右サイドのバンカーからチップインバーディを決めた4番(パー3)までに2連続バーディ。カップインした宮里のボールを拾いあげ、ギャラリーに手を挙げて応えたのは谷原だった。

首位に1打差の3アンダー4位スタートは今季2番目の好スタート。最高の滑り出しだった5月「ミズノオープン」(初日2位)はまさかの予選落ちだったが、今週は持ち味のアイアンショットにキレがある。「戦略性のあるコース。フェアウェイに置いてアイアンで勝負する。きょうは少しうまくいったとちょっと感じた」。苦しいシーズン。起死回生の72ホールを披露したい。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

関連リンク

2023年 三井住友VISA太平洋マスターズ



あなたにおすすめ


特集SPECIAL

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!