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3Wの二刀流 今平周吾が“1Wいらず”のぶっ飛びニューモデルで好発進

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(9日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

“本家”マスターズではかつて、フィル・ミケルソンが1Wを2本入れて優勝した2006年大会が語り草になっている。51回目の開催となった「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、似たような二刀流を取り入れたのは今平周吾。こちらは1Wをキャディバッグから抜いて、3Wを2本使い分けている。

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昨年から愛用してきたコブラのキング LTDxはそのままに、新たに握ったのは契約先のヤマハの10月発売モデル RMX VD フェアウェイウッド。前日のプロアマ戦でテストしてさっそく実戦投入した。

「デザインもイイっスよね」という新作の売りである飛距離性能に惹かれたという。今週の太平洋クラブ御殿場コース、次週「ダンロップフェニックス」のフェニックスCC(宮崎)はショットにより高い精度が求められる。42.75インチのシャフトを入れた“VD”は、1Wには劣るとはいえ、キャリーで約275ydを計測。コブラの3Wと15ydの飛距離差もあり、この日はティショット専用で使った。

「やっぱり(1Wよりは)短い方が振りやすいですし」とティイングエリアでのメンタルも終始穏やか。フェアアウェイキープ率は全体7位の85.71%(12/14)を記録し、3バーディ「67」の安定したゴルフにつなげた。

今平はこれまでもキャディバッグに同じロフト角のウェッジや、パターを2本入れるなどクラブセッティングが柔軟。今季は開幕戦「東建ホームメイトカップ」で6季連続優勝を遂げた。首位とは1打差の3アンダー4位発進。シーズン2勝目に向けた奇策が実るかもしれない。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2023年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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