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初出場の金子駆大が3位発進 同学年・久常涼の欧州Vに刺激

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(12日)◇茨木カンツリー倶楽部西コース(大阪)◇7315yd(パー70)

大会初出場の金子駆大(こうた)が4バーディ、1ボギーで回り、午前組では中島啓太と並んでトップスコアの3アンダー「67」をマーク。首位と1打差3位で滑り出した。

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「調子があまり良くないので、ティショットをフェアウェイに置いて丁寧にプレーしようと思った」。前半4、6番はともに185ydを5番アイアンで4mにつけ、バーディを奪うなどアイアンにキレを見せた。一方、酷暑のダメージが残るグリーンは秋らしい仕上がりだった前週と違って、重く、スピードが出ていない。「感覚的に倍打つ感じで、上りだったら3倍」と必死にタッチを合わせて、スコアをまとめた。

欧州ツアーでプロ初優勝を飾り、今大会に“凱旋”した久常涼と同学年で、プロ転向も2020年終盤と一緒だ。久常の快挙を「すぐ連絡をして祝福しました。うれしいです。手の届かないところに行っちゃって」。今週は練習ラウンドをともにし、祝福した。「僕もいずれも海外に行きたいと思っているので」と刺激にもなった。

2021、22年と最終予選に落ち、3度目の正直で初出場を決めたナショナルオープン。最終18番で右にミスしたティショットがラフに埋もれて、9Iで20ydしか飛ばない“洗礼”を浴びた。「セカンド地点に行ったら、ボールが見えなくて…」と苦笑いしたが、そこをパーでしのぐ技術はある。

現在賞金ランキング80位で、来季シード圏内の65位に近い場所にいる。「今週は賞金も高いし、一撃で決めたいですね」。ツアー競技通算27試合に出場し、自己最高は8月「横浜ミナトチャンピオンシップ」の15位。残り3日、キャリア最高のパフォーマンスで上位を目指したい。(大阪府茨木市/加藤裕一)

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