「バンテリン東海クラシック」3日目 スコア
2023年 バンテリン東海クラシック
期間:09/28〜10/01 場所:三好CC西コース(愛知)
首位で最終日ならV率80% 金谷拓実が“勝ちパターン”突入
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 3日目(30日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)◇曇り(観衆3503人)
後半16番(パー3)の3パットが唯一のボギー。「きょうもいいプレーができました」と胸を張った金谷拓実が「67」で通算11アンダーまで伸ばし、木下裕太と首位に並んで最終日を迎える。
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9番からの3連続バーディで加速。15番(パー5)では同組の星野陸也がベタピンの3打目を見せた後、残り105ydから52度のウェッジでピタリとつけ返してバーディ。予選ラウンドでは少し左のミスも多かったというアイアンショットを修正し、パーオン率はこの日1位となる88.89%(16/18)を記録するなどチャンスを量産した。
この大会、唯一の出場だった2年前は3日目に「74」をたたいて失速した記憶も残っていた。ムービングデーに狙い通りスコアを伸ばし、「優勝するチャンスが一番多い場所。最終日最終組で回るのはすごく大事」というファイナルグループに飛び込むあたりも成長をうかがわせる部分だ。
実際に首位で迎えた過去5回の最終日最終組で4勝を重ねてきた。唯一の黒星は6月「ASO飯塚チャレンジド」で、中島啓太との壮絶な伸ばし合いの末にプレーオフで競り負けたもの。その中島が今季初の予選落ちを喫して不在の週末。474万3180円差の2位につける賞金レースのことを考えても、V率80%の“勝ちパターン”に持ち込めた意味は大きい。
もちろん、本人に一切の油断はない。「自分との闘いなんで、18ホール、自分らしいプレーをやり続けていきたい。とにかく勝ち切りたい」。勝負への執着心をむき出しにして、ライバルたちを圧倒する。(愛知県みよし市/亀山泰宏)