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“+3”から欧州仕込みの粘りでカムバック 星野陸也「ホスト優勝を狙って」

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 2日目(29日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)◇晴れ(観衆2228人)

初日の出だし4ホールを終えて3オーバーに沈んでいた星野陸也が優勝戦線に戻ってきた。2日目をいきなり4連続バーディで滑り出し、7番では20m近い超ロングパットを沈めるバーディ。「66」で通算6アンダー5位まで浮上し、首位と3打差で決勝ラウンドを迎える。

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すでにシードを確実としている欧州ツアーから、大会主催の興和株式会社と所属契約を結ぶホストプロとしてスポット参戦。大きな期待を背負って出た前日、12番(パー5)で木に当たって跳ねたボールがOBゾーンまで達する不運にもめげずにカムバック。「ヨーロッパである程度、忍耐力がついたおかげかな」と控えめに胸を張った。

今季から戦いの場を移した新天地では、UAE開催の2月「ラアス・アル=ハイマ選手権」でいきなり6位に入った。時間をかけずに順応したように見えて、苦労が重なったと振り返る。特に欧州大陸での試合は驚きの連続。芝質が独特で、風が強いコースは数え切れない。ラフから「(日本とは)逆に近い」打ち方を求められることもあったという。

そして何より、レベルが高い。「いいゴルフをしても予選通過ギリギリのラインにいたり、ショットの調子が良くても“普通に”予選落ちすることも多くて。『何でうまく行かないんだろう…』って」。カットライン付近の1打のせめぎ合いに加わる人数も多かった分、プレー中は常に気を張っている状態だった。

「集中を切らしたとたんにズルズルいっちゃうんです。(コースが)難しいからグリーンも外すし、とにかく我慢しないといけない。我慢のゴルフが大事だったので、メンタルが変わったなって」。タフな環境でもまれ、確実に図太くなった。

後半のパー5で伸ばせず、「15番もティショットが林に入って出すだけ。自分のイメージ通りになっていないスイングが何ホールかあった」と悔やむのも、頂点だけを狙うからこそ。「3日目、4日目にいいスコアを出して、ホストプロとして優勝できるように頑張ります」。力強く紡いだ言葉を現実にする。(愛知県みよし市/亀山泰宏)

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