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豪快ドライバーショットを子どもたちに 永野竜太郎は初Vへ2打差追う

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 3日目(23日)◇小野東洋GC(兵庫)◇7113yd(パー72)◇晴れ(観衆1945人)

最終組から出た永野竜太郎は4バーディ、2ボギーの「70」で回り、首位と2打差の通算14アンダーで最終日を迎える。今季ドライビングディスタンス313.41ydを記録するツアー屈指の飛ばし屋は、この日1番ホールでギャラリーを沸かせるスーパーショットを披露した。

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343ydのパー4。ティイングエリアに立って追い風を読み取ると、予選2日間では握っていなかった1Wをバッグから抜いた。長らく抱える腰痛を感じさせない豪快なショットで、ワンオンに成功。ボールはピン右8mについた。

「乗るかどうかは分からなかったけど打った感触は良かった」。決勝2日間は1番にキッズエリアが設けられており、未来のプロゴルファーになるかもしれない子どもたちに向けた思いもあったという。惜しくもイーグルパットは外したが、バーディでスタートした。

ただ、その勢いに次の2番(パー5)でブレーキが掛かったのが、前半でスコアを伸ばせなかった要因ともする。ティイングエリアは前方に出され、「2オンしてしっかりバーディが獲れていればもうちょっといけた。そこはちょっと心残り」と悔しいところ。その後は9番のボギーまでパーを並べ、11番(パー5)でもスコアを1つ落としたが、6mを沈めた13番からの3連続バーディで息を吹き返した。

「この2日間はそれなりにスコアをまとめられた。2打差あるのであしたも伸ばしていかないといけないけど、求めすぎるとチグハグする。自分らしく、変わらずにプレーをするだけ」と自らに言い聞かせた。会場は異なるが、2年前にプレーオフの末に負けた大会でもある。プロ15シーズン目にして念願の初勝利を狙う。(兵庫県小野市/石井操)

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