ニュース

国内男子パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップの最新ゴルフニュースをお届け

7週ぶりのレギュラーツアー 日本シニア覇者・藤田寛之が感じる“時代の変化”

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 事前(20日)◇小野東洋GC(兵庫)◇7113yd(パー72)

前週「日本シニアオープン」で優勝トロフィーを掲げた藤田寛之は、7週ぶりにレギュラーツアーに出場する。1997年から2021年まで賞金シードを保有し続け、昨季は生涯獲得賞金25位以内の資格で参戦。シードを逃した今季、出場したレギュラーツアーは5試合だけで「そもそもレギュラーツアーの方が居心地は良かったけど、最近はちょっとお邪魔させてもらっているような」と気持ちの変化をにじませた。

<< 下に続く >>

54歳を迎えた今年、さまざまなフィールドで“刺激”を受けてきた。「キッチンエイド全米シニアプロ選手権」で米シニアに初参戦したかと思えば、26年ぶりに国内下部ツアーに出場。「若手の刺激がある一方で、シニアは逆に歳上の方々のすごさを感じて。長い間、活躍するっていう難しさはやっぱりプロゴルファーにはある。今週はまた若い人たちにもまれたい」と探求心は尽きずにいる。

予選ラウンドを同組で回る前田光史朗が前週「ANAオープン」で2位になったこともチェック済み。23歳の前田との年齢差は31になるだけに「自分と青木(功)さんぐらい違うと考えるとちょっと恐ろしい」という思いはありつつ、自らと異なる攻め方を見る楽しみはある。

「例えば今回だと10番とか、今ではどの選手もドライバーで打っていくと思うけど、自分たちの時代って刻んでいい位置からセカンドショットを狙っていく感じだった」。昨年の「日本オープン」3日目、303ydのパー4だった9番でワンオンイーグルを奪取した蝉川泰果のプレーには度肝を抜かれた。「今のレギュラーツアーは予選カットのラインも上がっているし、ロースコアになってきている。力のある選手はやっぱりバーディを取る力がある。時代は変わったなというのはあります」

同じ年にレギュラーツアーとシニアツアーを制した選手は、米シニアとレギュラーツアーで勝利した青木功を含めると5人で、2017年に成し遂げたプラヤド・マークセン(タイ)を最後にいない。「とても優勝というニュアンスにはならないけど、まずは決勝に。4日間やって『頑張っているな』と思ってもらえるような位置に行けたら」とベテランならではの技量でコース攻略に挑む。(兵庫県小野市/石井操)

<同じ年にレギュラーツアーとシニアツアーで優勝した選手>
選手名/達成年
杉原輝雄/1989年、1990年
金井清一/1990年
青木功/1992年
中嶋常幸/2006年
プラヤド・マークセン/2017年

関連リンク

2023年 パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ



あなたにおすすめ


特集SPECIAL

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!