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「初日からガンガン」蝉川泰果が地元開催でアマチュア&プロの大会連覇へ

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 事前(20日)◇小野東洋GC(兵庫)◇7113yd(パー72)

蝉川泰果が持つ唯一無二のキャリア、ツアー競技アマチュア2勝は1年前の本大会から始まった。今年と同じ小野東洋GCで通算22アンダーを出して優勝。次戦の国内メジャー「日本オープン」では赤星六郎以来95年ぶりのアマチュア制覇。驚異的な道のりだった。

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1年前は初日「71」で57位。2日目「68」と33位で予選を通過し、3日目は“裏街道”から「61」を出して一気に首位浮上した。今年は「予選落ちが見える位置でこのコースにはいたくない。初日からガンガンいければ」という。木でセパレートされ、左右OBのホールが多い関西特有のコースにプレッシャーもある。

昨年の通算22アンダーが1つの指標になる。「去年はすごく調子のいいなかで、今年はそこに比べるとそこまでではある。でもうまくハマればビッグスコアは出ると思う。まずはパー5でしっかり伸ばしていくことを続けていければ」と意気込んだ。

体重はオフシーズンから8㎏増えて77㎏になった。「食べすぎというのもあるけど、一時は10~11㎏増えて、2㎏落として今。ベストは大体76㎏かな。増えたからといって飛距離もそんなに変わらないのは分かった」と分厚くなった体でベストコンディションを模索している。

今大会から新しい武器を投入する。アイアンを愛用してきたピンのブループリント アイアンのニューモデルへ。ヘッドには従来通り「BLUE PRINT」の文字があるものの、まだ情報公開されていない新作で、試打してすぐ好感触を得たようだ。地元開催でもある“メモリアル・トーナメント”でアマチュア&プロでの大会連覇で、プロ2勝目を目指す。(兵庫県小野市/石井操)

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